ekクロスで車中泊できる？他車と比較して徹底検証

「かっこいい車で車中泊、憧れるなぁ……でも、うちの前の狭い道、軽じゃないと無理……」

「わ、ekクロスって軽なのにめちゃくちゃカッコイイ！もしや車中泊できるかも？」

そう思って公式サイトを見たら、座席をフラットにできるかどうかさえ書いてない！

こんなにSUVっぽいのに･･･車中泊できないの？

とお悩みのアナタのために、今回はekクロスで車中泊ができるのか？を検証します。

快適に過ごせるか、準備には何が必要か、しっかりチェックしていきましょう。

ekクロスで車中泊、問題点はココ！

ekクロスは、工夫次第で車中泊可能です。

もちろん、1人なら余裕をもって過ごせます。

最近流行りの、おひとりさまキャンプにもってこいですよ！

いやいや、ひとりなんて寂しい。誰かと一緒がいい！という方もご安心あれ。

あまり大柄でない限り、2人くらいなら全然大丈夫です。

必要になる工夫は『寝るスペースをフラットにして、きちんと水平に整えること』。

車中泊に『きちんと水平になって横になれるスペース』は必須！

にもかかわらず、ekクロスの公式サイトでは、座席をフラットにした様子の写真はありません。

しかし、試乗した人の口コミによると、段差は残るがフラットになるらしい。

どうやらリアシートを後ろに下げ、前席のヘッドレストを外して倒せばOKとのこと。

実際に座席をフラットにした様子を動画に投稿している方もいます。

なるほど。室内が全てフラットになっていますね。

段差を埋めてから、厚めのマットを使えば快適に眠れそうです。

段差をクリアすることが、ekクロスで車中泊するときの課題ですね。

水平になって寝るスペースの重要性

リクライニングシートで斜めになった状態で眠ってしまうのは、大変危険です。

なぜなら、エコノミークラス症候群を引き起こす可能性が高まるからです。

「え？エコノミークラス症候群って飛行機に乗ったときのトラブルでしょ？」と思っている方いませんか？

そんなことはありません！

長時間に渡って足の下がった体勢のままでいると、足に血液がたまって固まりができる場合があります。

その固まりが肺まで達し、やがては肺を詰まらせるという恐ろしい症状。

それが、エコノミークラス症候群です。

つまり、乗り物に関係なく車中泊でも起こり得るんですよ。

災害時に車中泊を避けるよう言われている理由もこれです。

きちんと水平になって寝れば、家で寝るのと同じ状態なので安心です。

車中泊向けの他車とekクロスを比較

動画だけでなく、データ面でもekクロスの室内を確認していきます。

分かりやすく、車中泊可能な他車のSUV軽自動車とサイズを比較してみましょう。

長さ単位：mm

ジムニー、ハスラーともに軽自動車ながら車中泊が可能です。

ekクロスは室内長2位、室内幅・室内高1位と高成績。

広々した室内で快適に過ごせそうです。

ただし、フラットにしたときのサイズは多少縮小してしまいます。

例えば、ハスラーの場合。

フラットにできるスペース＝室内長は1,900mm、つまり1.9メートルです。

恐らく、ekクロスも同じくらい狭くなるはず･･･

仮にハスラーと同じだけ減らして計算した場合、室内長は1.8メートルになります。

厚生労働省の調査によると、日本人男性の平均身長が20歳で171,7cm。

30歳～49歳でも171,2cmと、おおよそ1.7メートルです。

（参照元：平成２９年国民健康・栄養調査）

したがって、平均身長前後であれば、2人で足を延ばして横になるスペースは確保できます。

背が高い方でも、1人なら斜めに寝れば余裕が出ます。

ekクロスにおすすめのマットは？

引用元：Amazon商品ページ

車中泊の課題は、まず段差を埋めること。

次に、荷物をコンパクトにまとめることです。

この２点を同時に解決してくれる頼もしい味方が「マット」なんです。

広々空間が嬉しいekクロスには、サイズに余裕のあるマットが最適。

おすすめは、なんと言ってもIREGROのエアーマット（7,880円/2019年4月現在）。

12cmもの厚みがあるため段差に強く、空気を抜くととてもコンパクトになります。

しかも、万が一マットが何かとぶつかっても大丈夫。

なぜなら、空気袋が分割されているため、サイズ調整もラクラクだからです。

引用元：Amazon商品ページ

加えて、シガーソケットで電動ポンプを動かせるので、簡単に空気を入れられます。

まさに車中泊用にぴったりですね。

また、高密度ウレタンのおかげで寝心地もＧＯＯＤ！

エアーマットというと、防災用のビニールに空気を入れただけのものを想像する方もいるのでは？

車中泊用のマットは高密度ウレタンを使用しているものが多く、適度なクッション性があります。

したがって、横になりながらの読書、ラジオや音楽を聴く、車窓から外の景色を楽しむ･･･

などなど、お気に入りのリラックスタイムを過ごせます。

もちろん、ドライブの疲れをしっかり癒すために、ぐっすりと眠ることもできます。

車中泊するなら用意したい3つのグッズ

車中泊を快適に過ごすには、マット以外のグッズも必要です。

サイズ感が分からない納車前でも用意できるグッズを３つ紹介します。

安眠をいざなう耳栓

引用元：Amazon商品ページ

車中泊は安全性を考えて、人気（ひとけ）のある場所で行うのが基本。

そうなると、他人や車の音が気になって、眠れなくなってしまうことも。

寝不足のドライブはとても危険です。

快適な睡眠と翌日の安全のために、ぜひ耳栓を活用しましょう。

なお、一度使った耳栓はバイ菌が増えていることがあります。

できれば、除菌スプレーなどを使って清潔に保ちましょう。

そんなの面倒だ！という方は、1セット100～300円ほどで買えるので、日数分の耳栓を用意しておくと便利です。

断熱＆防音の強い味方！銀マット

引用元：Amazon商品ページ

断熱性と防音性が高い銀マット。

価格が安く、加工も簡単と魅力いっぱいのグッズです。

• 寝袋の下に敷いて防寒
• 窓の形に貼り付け防寒＆防音
• 段差の調整

車に予備を置いておけば、車中泊当日のトラブルにも対応できますね。

上記で紹介した商品は、Amazonにて600円で買えます。

ただし、別途500円の送料がかかるため、気になる方はお近くのホームセンターなどを活用しましょう。

暗闇を照らすＬＥＤランタン

引用元：Amazon商品ページ

エンジンを切って過ごすのが、車中泊の鉄則。

アイドリングの音が周りに迷惑というのもありますが、一番は自分のため。

なぜなら、排気ガスが車の中に入りこんでしまうと、命に関わります。

特に就寝時（短時間の仮眠含む）は、絶対にエンジンを切りましょう。

ところが、エンジンを切るとライトが使えません。

つまり、場所にもよりますが･･･基本的には夜間の車内は真っ暗です。

そこで活躍するのが、長時間使えるＬＥＤランタン。

夜間にトイレに行きたくなったときや、暗すぎて眠れない！という方におすすめです。

基本は電池式ですが、最近は嬉しい充電式も！

コンパクトで、満充電なら100時間以上使える商品も増えています。

ekクロスのような軽自動車にとって、サイズは重要なポイントです。

ぜひ、チェックしてみてください。

まとめ

ekクロスで車中泊は可能ですが、段差が残るのが問題です。

しかし、発想を逆転してみてください。

段差に強いマットさえあれば、快適に過ごせるということです。

納車後すぐに出かけられるように、今からグッズを揃えて準備万端にしておきましょう。

軽自動車しか買えないからと言って、なにも車中泊の夢を諦めることはありません。

車中泊の準備を整えた車は、まるで移動する秘密基地のよう。

そう、秘密基地は小さい空間に自分好みの工夫を加えるからこそドキドキできるんです。

それが、移動できるなんて･･･素晴らしすぎやしませんか？

さらに、見た目が個性的なekクロスなら、カラーもこだわって選べます。

お気に入りのカッコイイ秘密基地で、わくわくする冒険の夜を叶えましょう。