三菱の新型eKクロス。
「SUV×ハイトワゴン」と人気を詰め込んだ、注目の軽自動車です。
先代eKカスタムの内装は、口コミが散々でした。
- 狭い。
- 装備が少ない。
- いかにも軽自動車。
こんな評価を見ていると、気になるのは中身。
「eKクロスも、内装が安っぽいのでは?」と心配になってきます。
そこで、先代eKカスタムやライバル車と比較しながら内装を調査しました。
内装色は差し色で明るく
先代のekカスタムは黒一色で、ちょっと物足りなさを感じている方も多かったようです↓
引用:公式HP
しかし、ekクロスはかなり明るく生まれ変わりました。
標準仕様とプレミアムインテリアパッケージの2パターンありますが、あなたはどちらが好みですか?
クールでスタイリッシュな標準仕様
ekクロスは、「M」「G」「T」の3つのグレードがあります。
内装色とシートの標準仕様は全グレード同じです。
内装色:ブラック&ブルー
引用:公式HP
ダークカラーでまとまって、スタイリッシュですね。
外観と違い、グッと落ち着いた印象です。
シート素材:ファブリック
引用:公式HP
シート素材は、通気性が良く耐久性に優れたファブリック。
エンボス加工が施してあり、見た目や肌触りを良質なものにしています。
ファブリックというと安っぽさが気になりますが、この凹凸のデザインにより高級感が増しますね。
夏はムレにくく、冬はヒヤッとしないファブリックは、機能的にも抜群なんですよ。
インパネ
引用:東日本三菱自動車販売会社(写真はグレードG)
インパネは水平基調で視界が広く、運転席からの見やすさを考慮しています。
落ち着いた色合いの中にも、ミライ的かつスポーティーな雰囲気が漂うデザインです。
この機械的で操縦席っぽい感じ、男心をくすぐりますよね。
プレミアムインテリアパッケージ ※オプション
グレードGとTで選ぶことが出来るオプション(54,000円)です。
内装色:ブラック&タン
引用:東日本三菱自動車販売会社
ブラックとタン(淡いブラウン)のコンビネーション。
標準仕様とはうって変わって、明るく優しい雰囲気になっています。
「標準仕様のデザインはちょっと男性っぽいな」と抵抗がある女性にオススメです。
シート素材:合成皮革&ファブリック
引用:公式HP
合成皮革が使われていてプレミアム感がありますね。
トルコカラーのストライプ模様がアクセントになり、カジュアルな雰囲気になっています。
滑らかな肌触りの合成皮革と滑りにくいファブリックを合わせる事で、デザイン性・機能性を両立しています。
長く使っても飽きのこない、居心地の良さが演出されています。
インパネ
引用:公式HP
シート同様、タンカラーが使われています。
引用:公式HP
アイボリーのパイピングとステッチにより高級感がありますね。
広範囲にタンカラーの合成皮革が使われているので、上質な室内空間になっています。
「軽自動車はどうしても安っぽいイメージがあるよね。」
なんて方には、プレミアムインテリアパッケージをオススメします。
ハスラー・スペーシアギアと比較
ekクロスと同じ「SUV×ハイトワゴン」の要素を持つライバル車、ハスラーとスペーシアギア。
3車の内装を比較してみましょう。
インテリアの違い
引用:公式HP
ハスラーは遊び心があり、スペーシアギアはガンメタカラーで剛さがありますね。
比べてみると、eKクロスはクールすぎるほどシンプルです。
まさに、「飾らない居心地差の良さとカジュアルに着こなす贅沢を」というコピーどおり。
現在出ている軽自動車のSUVは、内装もカラフルなものが多いですよね。
そんな中、このシンプルさは逆に新鮮かも!?
ここが残念!天井の高さは今ひとつ
3車の室内高を比較しました。
車種 | 室内高 |
---|---|
eKクロス | 1,270mm |
ハスラー | 1,250mm |
スペーシアギア | 1,410mm |
スペーシアギアの方が、14cmも天井が高いです。
この差は、圧迫感に大きな違いが出ますね。
ただ、高すぎる車高はパワー不足に繋がります。
ハスラーは、加速・広さに一定の評価があり、SUV軽自動車 販売実績1位の車です。
(2017年上半期 新車販売台数 自動車産業ポータル「MarkLines」より)
そのハスラーより20mm高く室内を設定したeKクロスは、「SUVのパワー」×「最大限の室内高」を狙ったと見えます。
もし車中泊を考えているなら、この室内高の差は大きいですよ。
-
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内装装備は何が変わった?
先代eKカスタムから、内装装備の何が変わったのか見ていきましょう。
点検日を教えてくれる!?メーターディスプレイに便利情報
引用:公式HP
メーター中央のディスプレイには、情報がデジタルで映し出されます。
時刻・気温・燃費などの他に、エコペダルガイドやエネルギーモニターなど、車の状態も教えてくれるのです。
表示場所が一箇所にまとまっているので、視線の移動が少なくて済み安全運転に繋がります。
また、記念日や点検日を設定しておくと、当日表示して教えてくれるんです!
大事な記念日に、「うっかり忘れてた!」なんて事を防いでくれる、何とも気の利いた機能ですね。
長距離ドライブが快適に
引用:公式HP
快適性の改善により、長い運転がラクになりました。
改善POINT
- 高さ・角度によって、疲れにくいシフトレバー
- 小柄な人も踏込がラクな、アクセルペダルの踏込角度
- ハンドルの軽い・重いは、速度で自動調整
- 背もたれの角度と座り心地を改善
より楽に運転ができるようにと、とても細やかな部分が改善されいて驚きました。
シフトレバーの手首の角度や、アクセルペダルから足がズレない形状と角度など。
運転していて「ちょっと気になるな。」という部分が、丁寧に改良されているのです。
その「ちょっと気になる部分」がなくなるだけで、運転が格段に楽になりました。
9型のナビが 選択肢入り
引用:公式HP
スムーズなナビ操作は、運転の快適性に大きく影響します。
ナビのPOINT
- 従来の7型に加えて9型が選べる。(面積比1.7倍で見やすい!)
- 負担なく目が行く角度に設置。
- 使用頻度の高いボタンが右。
ナビは大きい方が、ストレスなく使えますよね。
サイズの選択肢が増えるのはありがたい。
また、少しでも負担を減らす為の配慮が嬉しいですね。
シートヒーター(運転席&助手席)全車標準装備
引用:公式HP
先代eKカスタムでは、運転席のみだったシートヒーター。
eKクロスでは運転席と助手席のシートヒーターが標準装備になりました。
寒い季節でも快適で嬉しいですね。
運転席からの視野が広がった
引用:公式HP
先代eKカスタムより、フロントガラスを横方向に広げました。
運転席からの視野が広がり、安全性も高くなりました。
また、ボンネットの先がストンと落ちているので、前方の車両感覚がつかみやすいんです。
狭い道の曲がり角や前向き駐車も楽勝ですよ!
男性もゆったり座れる広い後部席
引用:公式HP
eKクロスの、後部座席の足元は70mm拡大!
身長 約170cmの大人の男性が乗っても、余裕で足を組める広さになりました。
床がフラットなので、大きめの荷物も足もとに置けるというメリットもあり。
軽自動車初!デジタルルームミラー
引用:公式HP
リヤカメラの映像を映し出すデジタルルームミラーが、軽自動車で初めて採用されました。
雨や夜で視界が悪くても、クリアに映し出すからバック駐車も安心!
「先進安全パッケージ」に入っていて、グレード「G」「T」に付けられます。
操作性UP!タッチパネル式フルオートエアコン
引用:公式HP
エアコンはスマホ感覚で操作でき、操作音も鳴ります。
先代eKカスタムもタッチパネルでしたが、デザインがだいぶ変わりました。
特に大きな違いは、風量調節。
先代eKカスタムは「+・-」で調整していましたが、eKクロスは好みの風量を一度押すだけで設定できます。
タッチパネル式はグレード「G」「T」の標準装備になり、グレード「M」はマニュアルエアコンです。
脱臭効果・花粉抑制・保湿ができるエアコンフィルターもありますよ。(フィルターはオプション)
荷室が使いやすくなった!
引用:公式HP
先代eKカスタムの後席のスライド方法は、紐を引っ張るタイプ。
eKクロスは、レバーを上げるだけで片手でも簡単にスライドができるようになりました。
また、荷室入口が低く、積載がスムーズ。(開口部地上高655mm)
席をスライドさせてもレールが見えないのでキレイです。
シートアレンジが多彩で積載性は抜群ですよ。(後部座席の分割可倒式)
引用:公式HP
後部座席を両方倒せば、段差はあるもののフルフラットも可能です。
また、ラゲッジルーム下に、ボックスがあります。
引用:公式HP
細々したものをここに入れておけばスッキリ収納できますね。
蓋を開けたままにできるので、高さのあるものも収納できますよ。
収納の数がすごい!車内をキレイに保てます
引用:公式HP
前の席だけで、ドリンクホルダーが5つ!
運転席の右側ドリンクホルダーは、スマホを置くにもちょうど良さそうです。
引用:公式HP
また、新たに車検証入れが助手席ドアトリムに設置されました。
引用:公式HP
意外とかさばり置き場に困る車検証は、専用の収納場所があると助かりますね。
収納の多くは引き出し式なので、スッキリとキレイな室内をキープできます。
物足りないならカスタマイズ
もっと便利に、もっと個性的にアレンジしたい方は、カスタマイズを楽しみましょう。
インテリアパネルパッケージ(25,876円)
引用:公式HP
ドアスイッチパネルとエアアウトレットガーニッシュのお得な2点セット。(単体での購入可)
アクセントカラーを入れるだけで、雰囲気がガラッと変わります。
「標準仕様の室内色(ブラック&ブルー)はちょっと物足りないなぁ。」と思っている方。
明るさとアクティブ感が増すのでオススメですよ。
お好きなカラーにアレンジしてカスタムを楽しみましょう!
インテリアイルミネーションパッケージ(32,724円)
引用:公式HP
インパネトレイイルミネーションとフロアイルミネーションのお得な2点セット。(単体での購入可)
インパネトレイと運転席・助手席の足もとを、LEDホワイト光がやさしく照らしてくれます。
オシャレ感が出るだけでなく、「足もとに携帯落としちゃった!」なんて時、明かりがあるとかなり便利。
シートカバー
引用:公式HP
本革調(¥54,302)や柄付きファブリック(¥29,894)にアップグレードできます。
個性が出るだけでなく、シートの汚れ防止にもなり一石二鳥!
オールウェザーマット(¥19,785)
引用:公式HP
樹脂製フロアマットの前席+後席の4枚セット。
取り外して洗えるので、室内を清潔に保てます。
スキーや海へ行って、水で濡れたり砂で汚れても大丈夫!
eKクロスでレジャーやアウトドアを楽しみたい方は、フロアマットは必須と言えますね。
eKクロスの純正アクセサリーは、お得なセットもあるので、公式HPで確認してみてくださいね。
まとめ
引用:公式HP
「SUVの力強さ」×「ハイトワゴン」2つをクロスさせたeKクロス。
同じ価格帯の車と比較しても、妥協のない内装で勝負していました。
- 未来的で、スタイリッシュなデザイン。
- 使いやすさ・快適さの追求。
- SUVとしてのこだわり。
コンセプトを貫いた内装デザインに、三菱の新たな挑戦を感じます。
また、先代eKカスタムから内装装備もかなり充実し、使い勝手もアップ。
購入後の満足度が高そうですね。
新型eKクロス、ぜひ試乗してみてください!
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