さて、ハスラーの購入を決めた、あなた。
ここからが、戦いの始まりです。
いかに高い値引き額を引き出せるかは、あなたの戦いかた次第です。
戦いなくして値引きなし!
まずは知識を得ることから始めて、そしてしっかりと準備することが大切です。
じゃないと、30万円以上の損をする可能性がありますよ。
そうならないために、ここでは値引き交渉術を伝授します。
では、一緒に戦いましょう!
目次
ハスラーの値引き相場
まず知っておかないといけないのは、ハスラーの値引き相場です。
車種によって値引き相場というのがあり、あまりにもかけ離れた金額の値引きを要求しても相手にしてもらえません。
基礎となる値引き相場を把握して、ジリジリと周到に戦うのです。
さて、ハスラーの値引き相場は、
車体本体で15万円、オプション込みの限界値引き額は20万円~25万円
といったところです。
車の値引きは、「10%以上の値引率なら合格」と言われています。
ハスラーの車体本体価格は110万円代~170万円代ですので、合格ラインの数字ですね。
車などの大きな買い物の場合、15万や20万の金額が小さいものに感じやすくなります。
「たった15万のために、労力使うのはな~」なんて思っていませんか?
たった15万?
いえいえ、よく考えて下さい。
もしポンッと15万円もらったら、どうします?
「ほしかったアレが買えるぞ」「旅行にいけちゃうな」なんて夢が広がりますよね。
それだけ大きな金額なんです!
2月・3月と9月の決算時期は、値引きの大チャンスです。
ディーラーも販売に力を入れますからね。
相場の値引き額より数万円アップの可能性も大いにあります。
さらにお得を目指したい方は狙い目ですよ!
ハスラーの値引き推移
過去1年の値引き相場の推移を表にしました。
時期 | 値引き相場 |
---|---|
2017年11月 | 13万 |
2017年12月 | 13万 |
2018年1月 | 13万 |
2018年2月 | 13万 |
2018年3月 | 13万 |
2018年4月 | 15万 |
2018年5月 | 15万 |
2018年6月 | 15万 |
2018年7月 | 15万 |
2018年8月 | 15万 |
2018年9月 | 15万 |
2018年10月 | 15万 |
2018年11月 | 15万 |
2018年の4月から値引き額が上がっていますね。
もう少し上がることを期待したいですが、2018年の11月にマイナーチェンジをしたばかりです。
当分の間、値引き額が大きくアップすることはなさそうですね。
最低でも相場の15万、高みを目指す人は限界値引きの20万~25万円を狙いましょう。
ハスラーの限界値引きを引き出す3つの交渉術
ただ「値引きしてくれ」と言っても、理想の値引き額にはなりません。
計画的に、かつ用意周到にいかなければ、値引き合戦には勝てないのです。
勝利を手にするための、交渉術は以下の3つ。
- ライバル車と比較しよう
- 営業マンとの駆け引きで勝つポイントをおさえる
- 下取り車があるなら、一番高く買い取ってくれるところを探そう
では、一つずつ見ていきましょう。
1.ライバル車と比較しよう
これは、最も効果的な交渉術です。
「カテゴリ・価格帯が同じ、機能・性能・サイズが似ている」車をライバル車と言います。
ライバル車と比較し、どっちにしようか迷うことで営業マンの営業魂に火を付けましょう。
ハスラーのライバル車は、ダイハツのキャスト。
交渉方法はこうです。
1回目の来店では交渉しない
まずは、ハスラーを見にディーラーへ行きましょう。
ここで要注意なのが、交渉はしないということ。
会ってすぐ「値引きして!」とガッツいても、営業マンは警戒するだけです。
「SUVテイストの軽自動車を探しています」とふんわり希望を伝え、ハスラーが欲しいということは内緒です。
まだ何を買うか決めていないと思わせるのです。
そして、「ん~、キャストのアクティバも良いんだよねぇ。」とさり気なくライバル車と迷っていることをアピール。
また、予算も言わないようにしましょう。
予算額は本格的な交渉での武器になりますので、最初から武器を見せてはいけません。
「できるだけ安く買いたい。」とだけ言っておけば大丈夫です。
可能なら試乗させてもらい、見積もりを出してもらいましょう。
もし、乗っている車を下取りに出したい場合は、査定もしてもらって下さい。
ただし、あくまでも交渉はしないで、サラッと軽い感じで話をしましょう。
「ハスラーとキャストで迷ってるんだな。」と記憶してもらえればOKです。
キャストの見積もり書を準備
次は、戦うための資料準備です。
ライバル車のあるダイハツへ行き、キャストの見積書を出してもらいましょう。
ここでは、「ハスラーと迷っている」と伝えてください。
ライバル車での値引き金額が大きいほど、本命のハスラーでの値引き交渉に有利になります。
キャスト側の営業マンにも頑張ってもらうために、ここでの交渉にも手を抜かず行いましょう。
2回目の来店でキャストの見積書を武器に値引き交渉開始
本格的な交渉に入ります。
交渉は、長引かせても希望の値引き額になるわけではありません。
できれば3回目の来店くらいで決めたいですね。
交渉中、提示された値引き額がイマイチの場合、さりげなく切り出しましょう。
きっと営業マンはいくら値引きしてきたのか、聞いてくるでしょう。
「値引きをすれば勝ち目がある」ということを、醸し出すのです。
勝ちが見えていれば、営業マンも値引きに応じる可能性は高くなります。
また、奥さんがいる場合は、しぶっている理由に奥さんを使うのも良いですね。
決定権は奥さんにあることを匂わせます。
「奥さんが納得する値引き額になれば買ってもらえる」と情報を与えます。
奥さんが決定権を持つご家庭は多いはず。
営業マンもそのことは、身をもって知っている人も多いのではないでしょうか・・
「僕はハスラーが良いんだ。なんとか妻を説得して!」とすがってみるのも手ですよ!
ただし、あくまでも自然に会話に持っていってくださいね。
あからさまに「値引きして!」という強気の態度は、相手に嫌悪感を与えてしまいます。
営業マンも人間ですから、嫌悪感を抱く人に善意を尽くそうとは思わないでしょう。
購入後はメンテナンスなど長い付き合いになりますので、信頼関係を崩すような態度はとらないように気をつけて下さいね。
車体本体値引きが限界にきたらオプション値引き!
車体本体の値引きにも限界があります。
「もう、これ以上は無理かな。」と思ったら、次はオプションの値引きに切り替えましょう。
オプションの値引き相場は、オプション本体価格の20%です。
オプションの価格にもよりますが、これを目安に交渉しましょう。
そして交渉も佳境を迎え、そろそろ決めようかとなったら、最後の一手。
条件付きの購入を伝えるのです。
「オプションの〇〇を付けてくれたら、ハスラーに決めます。」
「〇〇をサービスしてくれたら、ハンコを押します。」
「予算は〇〇万円なのでこれ以上は出せないんです。あと◯◯円値引きしてくれたら購入します。」
と、具体的に言いましょう。
「これで購入してもらえる」と、営業マンも最後の力を振り絞ってくれる可能性があります。
2.営業マンとの駆け引きで勝つポイントをおさえる
交渉は、駆け引きが大切です。
ポイントはこちら。
- 値引き情報は実際の見積書で!
- 「ハスラーに決めている!」と匂わせてはダメ!
- スズキのディーラー同士での競合もあり
一つずつ説明していきますね。
値引き情報は実際の見積書で!
値引き交渉で大事なのは、「お客を取られてしまうかもしれない」と思わせ競争心をあおることです。
値引きの相場や限界値引きなど、まずはネットや雑誌で調べる方が多いでしょう。
しかし、ネットや雑誌などの値引き情報では、交渉には役に立たないのです。
なぜかと言うと、ネットや雑誌にお客さんは取られないからです。
競争する必要がないんです。
実際の見積書を提示することで、「競争相手はこいつだ!」と示しましょう。
「ハスラーに決めている!」と匂わせてはダメ!
「ハスラーに決めてはいるんだけど、念のため他の車も見ています。」
これでは、ダメです。
「最終的に、ハスラーに決めるだろう。」と安心感を与えると、値引き交渉に全力を注がなくなります。
あくまでも、本当に迷っている風に演じるのです。
誰も見ていません。
恥も己も捨てて、演じましょう。
ただし、自然に!
スズキのディーラー同士での競合もあり
競合させるのに1番いいのは、ライバル車です。
しかし、別資本・別経営のスズキのディーラーと競合させるのも効果的です。
「同じディーラーで競合??」
と思うかもしれませんが、同じディーラーでも資本や経営が別のディーラーがあります。
別会社となるので、ライバルなんです。
ライバル車がイマイチなら、スズキのディーラー同士で競合させましょう。
店舗は、スズキのHPで調べられます。
※スズキ公式サイト:販売店検索
「販売店検索」から店舗を検索し、各店舗のホームページの企業情報を見て下さい。
企業概要の会社名が違えば、別会社という事です。
例えば、「スズキ自販◯◯」と「◯◯スズキ販売株式会社」は別会社です。
3.下取り車があるなら、一番高く買い取ってくれるところを探そう
車を安く買う方法は、車体の値引きだけではありません。
下取り車がある場合は、少しでも高く買い取ってもらう事で車体価格の負担が減ります。
値引き交渉の時には、下取り価格を高くしてもらうよう話を進めましょう。
そのためにも、ディーラーに行く前に下取り査定を必ず行ってください!
ディーラーでの下取りは、値引きの損失を埋めるために安く設定されることが多いのです。
ネット査定より15万~25万円ほど安いと言われています。
安く買われないために、交渉時に下取り査定額を伝えましょう。
それでも査定額が安いなら、他の所で売却することをおすすめします。
ネットの査定ガイドだと、最大10社の査定額が比較できます。
事前に査定額を知っておくことで、ディーラーの査定額をう呑みにして損をすることを防げます。
ハスラーの乗り出し価格はいくらになるのか。
車の購入には、「車両本体価格+オプション代+諸費用」がかかります。
そこから値引き金額と下取り金額を引いたものが、支払い総額(乗り出し価格)となります。
実際に、人気グレードのGタイプで見積もりシミュレーションをしてみました。
それが、こちら。
乗り出し価格は、この見積もり合計金額の1,606,430円から値引き金額と下取り金額を差し引いた金額になります。
たとえば、ハスラーの値引き相場の15万円を差し引くと、
1,606,430円-150,000=1,456,430円
となります。
下取りがある場合は、ここから下取り価格を引いたものが乗り出し価格となります。
最後は、「端数なんとかなりませんかね~。」と粘ってみましょう!
もし、値引きと下取りの交渉をしない場合、以下のような損失が考えられます。
15万円(値引き相場)+15万円(下取り損失分)=30万円
30万円って、かなり大きな金額ですよね!?
このお金があればグレードを上げる事ができますし、アウトドア用のオプションだって付けられます。
車を購入した後に、旅行に行くなんてことも出来ますよ。
交渉次第で、こんなにも可能性が広がるのです。
まとめ
値引き交渉は、やや演技力が必要なため難しいところもあります。
でも、営業マンは自分から買ってほしいのですから、まずは競争心に火を付けることが重要です。
しっかり準備をして、交渉にのぞんで下さい。
そして、頑張ってもらった後は、きちんと感謝を伝えましょう。
購入後も付き合いは続くので、お互い気持ちよくお付き合いできるようにしたいですからね。