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フォレスターの燃費は悪いの?グレードごとの実燃費を計測してみた

投稿日:2019年2月2日 更新日:

フォレスターの実燃費が気になる方に、グレードごとの燃費を調べてみました。

話題となっているハイブリッドタイプの「e-BOXER」の燃費も丸裸にしちゃいますよ。

ただ、最初に言っておきたいのは、フォレスターは決して燃費で勝負する車ではありません。

だから、実際の燃費を知ってがっかりしないでくださいね。

フォレスターには燃費以上の魅力があるんです。

その魅力も含めて、燃費を見ていきましょう。

フォレスターのグレードごとのカタログ燃費と実燃費の差

前項で述べたとおり、フォレスターのハイブリッドモデルは、燃費に重点を置いていません。

それでは、燃費は悪いのでしょうか?

まずは、基本データとしてフォレスターのカタログ燃費と実燃費からチェックしましょう。

なお、今回使用する燃費データでは、ガソリンモデルのTouringとPremiumはX-BREAKと数値が同じなので省略しました。

Touring
Premium
X-BREAK
Advance
(e-BOXER)
JC08モード 14.6 18.6
WLTCモード 13.2 14.0
市街地モード 9.6 11.2
郊外モード 14.6 14.2
高速道路モード 16.4 16.0
平均実燃費 10.71 13.16

実燃費データ出典:e燃費

カタログ燃費も実燃費も、Advanceの方が勝っています。

でも、X-BREAKとの差は2~3km程度で、それほど大きな差はありません。

最大値はAdvanceのカタログ燃費で14kmです。

SUVということを考慮しても、やはり燃費はそんなに良くないですね。

 

市街地、高速道路で燃費はどう変わる?

燃費は走る場所によっても、変わります。

フォレスターのカタログ燃費を、グレードごとに市街地と高速道路で比較してみましょう。

X-BREAKもAdvanceも、高速道路の方が燃費が良いですね。

市街地との差は、それぞれ5~7km程度。

車は普通、アクセルを踏む回数が少ないほど燃費が良くなります。

高速道路は信号がなく、停止発進も少なめです。

だから、高速道路の方が良い結果になりやすいんです。

 

Advanceは最もガソリンを消費する発進時に、モーターを使います。

だから、ガソリンを消費するエンジンの動作が少なく、燃費が良いんです。

つまり、市街地を走ることが多いなら、Advanceの方が有利と言えます。

逆に高速道路は、X-BREAKもAdvanceもほとんど差がありません。

どちらも15~16kmをマークしています。

X-BREAKの場合、この結果はモデルチェンジしたことが関係しています。

X-BREAKをはじめとするガソリンモデルは、エンジンの排気量が2Lから2.5Lになりました。

このためパワーが上がり、エンジンの回転数を上げなくても走れます。

その分、燃費が良くなっているんですね。

 

ライバル車や旧型と燃費比較

フォレスターの燃費をライバル車のマツダCX-5と日産エクストレイル、また旧型と比較してみましょう。

ガソリン車:マツダ CX-5と比較

まずはガソリン車のライバルとして、マツダ CX-5と燃費の比較をします。

CX-5は価格や車体サイズ、エンジン排気量などが、フォレスターとほぼ互角です。

なお、今回の比較に使うモデルは以下のとおり。

  • フォレスター:X-BREAK
  • CX-5:25S(4WDモデル・ターボ非搭載)

こちらの燃費データは、WLTCモードによる測定値です。

高速道路では、フォレスターの方が優勢ですね。

エクストレイルと1.7kmの差をつけています。

市街地はCX-5の方が確かに良い結果になっています。

でも、その差は1km未満とごくわずかです。

フォレスターとCX-5では、目立って大きな差はありません。

 

ハイブリッド車:日産 エクストレイルと比較

次にハイブリッド車のライバルとして、日産 エクストレイルと燃費の比較をします。

エクストレイルもフォレスターと、価格や車体サイズなどがほぼ互角です。

比較に使うモデルは、以下のとおり。

  • フォレスター:Advance
  • エクストレイル:20S HYBRID

こちらの燃費データは、JC08モードによる測定数値です。

エクストレイルの方が燃費が良いですね。

フォレスターとエクストレイルの燃費の差は、1.4kmです。

グラフの右側には実燃費に近い数値として、2割引いた数値を表示してあります。

それでも、フォレスターとエクストレイルの差は1.12kmです。

とはいえ、フォレスターAdvanceに搭載されているモーターは、エクストレイルの1/3のパワーしかありません。

ですから、差が出て当たり前なんです。

むしろ、この程度の差で済んでいることが意外ですよね。

 

フォレスターの旧型モデルと比較

フォレスターの旧型モデルとも、燃費を比較してみましょう。

比較に使うモデルは、以下のとおり。

グレード的には3代目の2.0XTアイサイトがターボ付きなので、他よりも燃費が低めです。

  • 5代目(最新):X-BREAK
  • 4代目:2.0i-Lアイサイト
  • 3代目:2.0XTアイサイト

なお、ハイブリッドモデルは旧型モデルにありませんので、比較できません。

カタログ燃費から見ていきましょう。

グラフの右側には実燃費に近い数値にするのに、JC08モードから2割引いた数値を表示してあります。

なぜか4代目の方が、最新モデルよりも燃費が良いですね。

パワーは最新モデルの方が上なのですが...

次に実燃費。

実燃費データ出典:オートックワン

実燃費の方は、最新モデルのX-BREAKの方が良い結果になっています。

市街地以外は、1km以上の差です。

例外はあるものの、おおむねモデルチェンジと共に燃費も改善されています。

 

ガソリン満タンで何キロ走るのか?

フォレスターの具体的な燃費として、ガソリン満タン時で何km走れるのか計算してみました。

実燃費にタンク容量をかけると、おおよその走行距離がわかります。

計算結果は、以下のとおりです。

X-BREAK Advance
実燃費(km/L) 10.75 12.28
タンク容量(L) 63.00 48.00
可能走行距離 677.25 589.44

ガソリンモデルのX-BREAKの方が、走行距離が長めです。

Advanceとの差は87.81kmと、結構差がありますね。

長距離を走るには、X-BREAKの方が有利です。

ただし、走り方で燃費は変わりますし、一概には言えない部分もあります。

 

1ヶ月のガソリン代はいくら?

フォレスターに1ヶ月乗ると、ガソリン代はどのくらいかかるのでしょうか?

特に気になるのは、ガソリンモデルとハイブリッドモデルの差だと思います。

どの程度の差があるのか、計算してみました。

1ヶ月の走行距離 X-BREAK Advance
100km ¥1,284 ¥1,124 ¥160
300km ¥3,851 ¥3,371 ¥480
500km ¥6,419 ¥5,619 ¥800
1000km ¥12,837 ¥11,238 ¥1,599

当たり前ですが、ガソリンモデルのX-BREAKの方が高くつきます。

ガソリンを消費するエンジンだけで動くのですから、当然ですよね。

気になるハイブリッドモデルのAdvanceとの差は、100kmあたり160円。

しかし、走行距離を多くなると、それなりに差がついてきます。

 

とはいえ、実際の燃費は走り方で、変わります。

X-BREAKとAdvanceの実燃費も、市街地と高速道路で異なっていました。

X-BREAKはエンジンが2.5Lでパワーがある分、燃費が良いのは高速道路です

逆にAdvanceはモーターでアシストできる分、市街地で燃費が良くなります

燃費と言うと、ハイブリッドモデルが有利と思ってしまいがちです。

でも、普段どんなところを走るのか?という点も考慮した方が良いでしょう。

 

Advanceはハイブリットなのに燃費が悪いのはなぜ?

フォレスターは、2018年に5回目のモデルチェンジをして、初のハイブリッドモデルとして「Advance」が登場。

スバルはハイブリッドとは名付けず、「e-BOXER」と呼んでいます。

なぜ、ハイブリッドと名乗らないのでしょうか。

また、なぜAdvanceはハイブリッドでありながら燃費があまり良くないのでしょうか。

e-BOXERは走行性の向上が目的

e-BOXERを搭載した主目的は、燃費向上ではないのです。

フォレスターに搭載されているモーターはエクストレイルの1/3と小さいとお話しましたね。

フォレスターは、あくまでエンジンがメインでモーターはエンジンをアシストする補助的役割なのです。

スバルの公式サイトでe-BOXERの紹介を見ると、以下のような箇所があります。

単に燃費を追求するのではない、SUBARUならではの新感覚の走りの愉しさがここにあります。

Advanceのモーターはスムーズで力強い加速と高い走破性のためなのです。

ラリードライバーの新井敏弘さんが、実際にAdvanceを試乗しレポートしています。

スムーズな出だしや登坂の力強さが高評価ですね。

燃費よりも走行性を重視したフォレスター。

どんな走りを見せてくれるのかワクワクしませんか?

フォレスターAdvanceはハイブリッド車ですが、ガソリンモデルとの価格差は10万円程度で済んでいます。

ハイブリッドのハードルが低いので、選択肢に入れやすいのはメリットですね。

 

Advanceの評価はどう?口コミまとめ

フォレスターAdvanceの口コミをまとめました。

  • いいに越したことはないが、最初から燃費に特化した車でないことは理解していたので全く不自由はない。
  • 街中走行においては滑らかに静かに走り出し、スムーズに加速する。
  • スッと車線変更できカーブも楽。山道でもぐいぐいと走る。雪道も活躍しそう。
  • 高速移動が多いユーザーには間違いなくガソリンモデルをお勧めする。

参考:みんカラ

やはりAdvanceの燃費は良くはないようですね。

特に高速ではガソリン車のほうが低燃費とのこと。

高速利用が多い方は、Advanceは不向きでしょう。

しかし、Advanceを選ぶ方は燃費の悪さも承知の上なんです。

燃費よりもe-BOXERのパワフルな走行性能を求めています。

軽い踏み込みでスーッと走り出すスムーズで力強い加速は、燃費以上の価値があるのでしょう。

 

まとめ

正直なところ、燃費に期待すると、フォレスターのハイブリッドモデルはガッカリしてしまうかもしれません。

でも、価格を考えれば妥当でしょう。

フォレスターらしいパワフルな走りを損なわない範囲で燃費に配慮した結果、として見れば上々だと思います。

ガソリンモデルもエンジンの排気量が増えて、燃費とは無縁そうに見えます。

でも、高速道路のような信号がない道なら、意外に燃費が良いです。

ハイブリッドモデルとガソリンモデルとで価格差が少ないですから、走り方に合わせて選べます

選ぶ余地があるのは、ありがたいですよね。

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