エクストレイルを買った場合、維持費がどのくらい必要か気になりますよね。
車を買ったはいいけど、どのくらいランニングコストがかかるのかよくわからない。
維持費が高くて、結局手放すことに・・。
なんてことにならないように、購入前にしっかりとシミュレーションしておくことが大事。
それでは、エクストレイルの維持費を確認していきましょう。
目次
エクストレイルの維持費はいくら?年間・月間の費用を計算
まずは、車を持つと必ずかかる税金やガソリン代などを以下にまとめます。
維持費には毎月かかるもの、1年に1度、数年に1度支払うものなど様々です。
それらを年額、月額に換算してみました。
維持費 | 年間 | 月間 |
---|---|---|
自動車税 | 39,500円 | 3,292円 |
重量税 | 5,600円 | 467円 |
自賠責保険 | 12,915円 | 1,076円 |
ガソリン代 (月1000km、1L150円計算) |
168,000円 | 14,000円 |
駐車場代 | 120,000円 | 10,000円 |
車検費用(※) | 50,000円 | 4,166円 |
任意保険 (13等級 車両保険あり 26歳以上) |
111,230円 | 9,269円 |
合計 | 568,045円 | 47,337円 |
(※)車検費用は2年間で100,000円と仮定。
表内の太文字が、毎月かかる維持費です。
あくまで目安ですが、合計金額は34,345円。
駐車場台が1万円と少し高めに設定しています。
地域によって変わってくるので、駐車場台の相場はしっかり確認しましょうね。
その他の、税金や車検、保険料などを含めて月額に換算すると、なんと47,000円。
年間57万円もの維持費がかかることになります。
10年乗ったら570万円です・・・。想像したら恐ろしい。
それでも、車は必需品なので仕方ない出費ですね。
維持費の中でも、高いのが「ガソリン代」と「駐車場代」「任意保険料」です。
このあたりは、走行距離や年齢、地域によっても変わってくるので後ほど詳しくお伝えします。
次は大学生がお小遣いで自動車を維持できるのかを見ていきます。
大学生でもエクストレイルに乗れるのか?
エクストレイルってかっこいいですよね。
友達とキャンプやスノボーなど行きたいですよね。
そんな大学生のために、「エクストレイル買っちゃって大丈夫なの?」という内容で維持費について掘り下げていきます。
大学生じゃなくても維持について詳しく知りたい方も読んで損はないですよ。
維持費を見ると、大学生ではちょっと厳しい数字が出てきます。
親に頭を下げて援助してもらうケースも出てくると思いますので、しっかり勉強しておきましょう。
車両価格はいくら?
まず、エクストレイルの車両本体価格ですが、220万~360万円です。
そこに諸費用やオプション代を入れれば+50万円くらいですね。
一番廉価グレードでも約300万円します。
それを5年ローンで買うと、月々の支払いは5~5.5万円。
維持費も含めてなかなか厳しい数字が出てきますね。
では、中古ならどうか?
走行距離3~5万km、3~5年落ちで150~200万円で買えます。
150万なら自動車ローン5年で2.5万円程度です。
ローンで買うか現金で買うか、いくら頭金があるのかで変わってきますが、ローンシミュレーションもしっかりやっておきましょう。
税金の支払いはいつ?いくら?
車に乗るなら絶対に支払わないといけないのが税金です。
車の税金は自動車税と重量税の2つがあります。
自動車税
自動車税は排気量によって、金額が変わります。
エクストレイルは1,500~1999ccなので39,500円。
ちなみに軽自動車は10,800円です。
毎年5月に請求書が届きますので、しっかり支払いましょう。
重量税
重量税は、その名の通り車の重さによって払う税金です。
車検時に支払うことになるので、新車で購入した場合は3年後。
中古車の場合は次の車検時に支払う必要があります。
エクストレイルの重量税は1.5~2.0トンで、32,800円です。(エコカー減税なし)
税金高い・・・。
ただし、自動車税は1年、重量税は2年に一度なので、毎月コツコツ貯めていけばそこまで高いものではありません。
その日のことを想定して、車貯金をしておきましょう。
車検費用はいくらになるかな
車検は新車の場合3年後。その後は2年に1度浮けなくてはいけません。
車検時に支払うのは「法定表」と「点検整備費」「修理&交換費用」の3つがあります。
法定費用とは、先程出てきた「重量税」に加えて、必ず入らないといけない「自賠責保険」の2つ。
自賠責保険料は、2年で25,070円です。
そろそろ、嫌になってきますよね。
車に乗るのってお金かかるんです・・・。
点検費用はいくら?
点検費用は、ディーラーでやると1万円以上かかります。
代行手数料なども結構トラれます。
しかし、車検は自分でもできます。
もし、車検費用を安くしたいなら「ユーザー車検」を受けましょう。
平日に会場に行って検査をして合格ならOKです。
自分でやるので、費用はほとんどかかりません。
そのかわり、車検に落ちてしまうと再検査が必要になります。
車についてある程度知識がないとちょっとむずかしいです。
興味がある方は、「ユーザー車検 やり方」などで調べてみましょう。
修理&交換費用
車検費用で一番高くつくのは修理&交換費用です。
車は消耗品。
新車で買って5年ほど経てば、交換が必要な箇所が増えてきます。
部品によって、費用は違うので車検に出したときに見積もりをとって聞いてみましょう。
新品交換が高すぎる場合は、中古やリビルド品で安くできるので、しっかり調べてから交換しましょうね。
僕は全く無知だった頃11年目の車検で、いくつかの部品を新品に変えて30万円かかりましたから。
そして1年後に壊れて廃車。
走行距離別のガソリン代
お金が無いときの出費は避けたい、でも給油しないと車は走らない。。。
懐具合と給油のタイミングの参考までに。
X-TRAILの実燃費11.5km/l、リッター150円(レギュラー)でそれぞれ走った場合を換算しました。
走行距離(km) | ガソリン代(円、小数点以下四捨五入) |
30 | 409 |
50 | 682 |
100 | 1,364 |
1,000 | 13,636 |
3,000 | 40,909 |
学生なら週末の遊びで使う程度だと思うので、月100kmくらいじゃないでしょうか?
通勤に買い物に、送迎にとフルに使う人でもだいたい月1,000kmほど。
フルに使えばガソリン代は13,636円。
うーん、高い!
ガソリンを節約する方法はあるにはあるけど、雀の涙ほどです。
後ほど説明しますね。
駐車場の相場を確認
駐車場代も治安や利便性を考えると毎月1万円程度の出費を見込んでおいたほうが良いでしょう。
相場は都内で安いほうでも1ヶ月2万円~、地方でも1万円~は必要です。
維持費を安く抑えたい気持ちはわかります。
ですが必要なところにはお金をかけることも大事。
例えば安い駐車場だと
- 駐車場自体に入りづらい
- 停めづらい
- 車上荒らしに会いやすい
などと言ったリスクが考えられます。
これを減らすためにも安心のためにお金をかけるという姿勢も大切です。
維持費を節約するならこの2つ
維持費の説明をしてきましたが、はっきり言ってバカ高いですよね。
学生がバイト代だけでエクストレイルを買うのは無謀すぎます。
任意保険も20代はめちゃくちゃ高いし、税金やガソリン代、駐車場代をバイト代でまかなえますか?
毎月5万円もエクストレイルのために使っていたら、肝心の遊ぶ費用が捻出できない。
税金とか保険料は親に頭を下げて払ってもらうのが懸命でしょう。
あとは、少しでも節約できるところを頑張るしか無い。
ガソリン代と保険代
維持費で節約できるのは、ガソリン代と保険料のみ。
詳しく説明していきましょう。
ガソリン代を節約
上記の表を見ると一目瞭然ですが、維持費の中でかなりの割合を占めるのはガソリン代です。
ドライビングを改善したところで、節約できる額はほんのわずかです。
わずかですがチリも積もれば山となるの精神で日々心がけてみるのも一つの手段。
急発進急停車しない、タイヤの空気圧チェックをまめにするなど。
あとはエネオスを使うならTカードを利用してポイントを貯めるとか。
近くのガソリンスタンドの会員になって1~2円の節約をするとか。
どちらにしても、そこまで大きな額は節約できませんが、チリツモですね。
自動車保険を節約
ズバリ任意保険を見直そう!
任意保険の見直しで保険料をお得にできるかも。。。
例えば、両親の保険名義を引き継ぎ車を購入した場合。
○両親の乗っている車の保険が20等級上限いっぱい。
・両親の保険名義をそのままあなたへ引き継ぐ
・両親は新規で保険に加入する
といった場合お得になるケースがあります。
すでにご家族が保険に加入している、という場合は一言保険代理店に相談してみるのも一つの方法です。
また、保険の名義をご両親にしてセカンドカー扱いにすることで割り引くことができます。
あとは、インターネット申し込みができる「ダイレクト系」の保険会社で契約するという方法があります。
以前、私も大手3社とインターネット損保の見積もりをしてもらい比較しました。
なんと年間保険料で1.5万円近くの差があったんです。
保険料自体のベースを下げたいと考えている場合。
インターネット申し込みのできる「ダイレクト系」の保険会社での契約も視野に入れてみてはどうでしょうか。
\5万円以上安くなった人も/
車検費用を節約するならディーラーより民間整備工場
車の点検をしてもらうんだったら買ったディーラーへという方は大勢いると思います。
かくいう私もそう考えていました。
ディーラーはその車のスペシャリストなので品質はお墨付き。
メリットは点検項目や整備の方法などがしっかりと決められていて任せて安心。
デメリットは費用がお高いという点になります。
法定費用に40,000円から100,000円位プラスとなることが多いようです。
そこで、車検費用を節約するなら民間の車検場へ持ち込んだほうがお得。
例えば、街なかで見かける「ホリデー車検」「車検のコバック」などが民間の整備工場です。
メリットはディーラーよりもお安く車検ができることに加え、幅広い車種に対応できる工場が多い。
なので、将来的に車を乗り換えても長いお付き合いができるというところも嬉しいですね。
デメリットは頼んだ整備工場によって技量にばらつきがあるため品質に差が出る可能性が。
加えて、代車などのディーラ並のサービスに対応できないなどがあります。
車の状態にもよりますが「ディーラー」「民間車検場」どちらを利用するか。
メリット、デメリットを比較検討して賢く利用したいものです。
先程も言いましたが、さらに節約したいならユーザー車検です。
私はやったことがないしおすすめしません。
しかし、車の知識があってとにかく節約したいなら自己責任で調べてやってみてください。
エクストレイルの消耗品費は年間でいくらかかる?
タイヤ
タイヤ1本を15,000円と計算すると15,000×4=60,000円。
4~5年に1回交換と考えると年間で約1.5万円必要。
加えて冬用のスタッドレスタイヤも一本15,000円と計算するとこちらも4本必要。
平均で3年間の使用に耐えると仮定した場合、年間でこちらも約2万円必要と考えられます。
オイル
ガソリン車は約1年で交換が目安。
費用に関しては工賃+オイル交換料金が必要です。
料金は使用するオイルの料金にも左右されます。
オイル交換は約3.6L。ガソリンスタンドでは工賃は約1,080円。
オイル代はおよそ1,000円/Lと計算すると約3,700円位となります。
オイル交換はガソリンスタンドやカー用品・車検を扱っているお店などでも大丈夫。
ちょくちょく利用するお店なら事前に情報収集すると良いでしょう。
オイル交換不良は愛車の寿命にかかわります。
安全で安心、大切に乗るためにもお忘れなく。
バッテリー
2年から3年程度での交換が目安と言われています。
エクストレイルのバッテリーサイズはB24もしくはD23です。
相場を15,000円程度と考えると、2年交換で年間7,500円、3年なら5,000円の計算ですね。
ブレーキパッド
ブレーキパッドの新品は約10mmのものが多いです。
1万kmの走行で1mmすり減ると言われています。
エクストレイルのような普通車ではおおよそ3~4万km走ると4mm程度すり減ってきます。
大体3~2mm以下になって交換の目安と言われています。
年間で1万km走る前提で計算すると約4~5年程度で交換時期になると言えるでしょう。
ブレーキパッドの部品費用は、普通自動車ではフロント、リアそれぞれ約8,000円程度の見込みです。
参考としてオートバックスとイエローハットの交換工賃を以下に記載しておきます。
工賃 | ||
---|---|---|
オートバックス | 1ヶ所(1輪) | 5,000円~(税込5,400円~) |
イエローハット | 左右2箇所交換 | 6,000円~(税込6,480円~) |
(出典:http://www.autobacs.com)
(出典:http://www.yellowhat.jp)
まとめ
車を買うときには車体価格がすごく気になりますよね。
ですが、維持するためにもかなりの金額が必要だとお分かりいただけたと思います。
ここでは少しでも維持費を抑えるテクニックとして任意保険を見直す、車検を民間車検場でなどをご紹介。
今や車は生活を送るうえで大切なツールの一つ。
なければ無いなりになんとかなるけど、でもあれば便利でとても役立つもの。
車を買ったはいいけど維持費が大変!とういことにならないように。
自分のお財布事情と相談しつつが大事ですが。
自家用車で風を切ってさっそうと通勤通学する自分を思い描く。
楽しいですな。