と、いざ購入という段階になっても、次に待ち受ける難問と言えば・・・グレード選びです。
公式サイトを参考にしても
「どの装備がどのグレードについてんねん!」
「そもそもこの装備って何するもんぞ!?」
って、余計優柔不断になる方もいると思います。
そんな悩めるあなたに、ジムニーのグレードごとの違いを紹介していきます。
説得力のあるユーザーの口コミ情報や、装備について詳しく知りたい方は必読!
目次
ジムニーのグレード価格をチェック!
まずは、気になるグレードごとの価格を確認しましょう。
AT車 | MT車 | |
XG | ¥1,555,200 | ¥1,458,000 |
XL | ¥1,678,400 | ¥1,582,200 |
XC | ¥1,841,400 | ¥1,744,200 |
ざっくり計算で、XGからXLへは約13万円、XLからXCへは約16万円の価格差ですね。
この差額に応じて、具体的にどのような違いがあるのか?を詳しく見て行きます。
なお、ジムニーには2WDはありません。
全てのグレードが4WD車で道路状況に応じて切替え可能です。
(出典:ジムニー公式HP)
とにかく安く!予算がないなら【XG】
価格表からも分かる通り、最も財布に優しいグレードがXGです。
廉価=他より劣るかも?と考えがちですが、車の場合はそうでもないんですよ。
なぜなら、運転レベルや生活スタイルによって、必要になる機能が異なってくるからです。
では、どんな人にXGをおすすめできるのか?
まずは、ユーザーの口コミを参考にしてみましょう。
こんなあなたはXGへ
- 車は動けばよし、走り以外の機能は最低限でいい
- 後ろの座席は、たまに乗る程度でほとんど使用しない
- 豪雪地帯に住んでいる(もしくは行く可能性がある)
なるほど・・・
とにかく車は動けばいい!という方や、車がないと他に移動手段がない!という場合に最適です。
XGのメリット
ジムニーの走行性能は、グレードによる違いがありません。
つまり、値段に関わらず走りの根幹に遜色なし!ってこと。
走行性能
- パートタイム4WD:ぬかるんだ道や雪道など、とにかく悪路に強い
- ラダーフレーム:おしゃれ系SUVとは比にならないくらい頑丈
- 3リンクリジッドアクスル式サスペンション:どんな凸凹道でもタイヤが空回りしにくい
- ステアリングダンパー:路面の凹凸にハンドル(ステアリング)が取られにくい
ふむふむ。悪路への走行性能に関して文句なしの最強クラスのSUVといえます。
アウトドアを楽しむ方や、大自然の中のドライブを好む方にとっては魅力がいっぱい。
しかも、約150万円(MT車なら140万円台!)で買えるなんて、夢のようです。
XGのデメリット
デメリットは・・・良くも悪くも「素」なところでしょうか。
やはり、最廉価だけあって走行性能以外の装備が簡素です。
ざっと列挙すると、
- 非プッシュスタート(キーを差し込み、回してからエンジンがスタートするタイプ)
- シートに撥水加工&ヒーターなし
- エンジンとドアミラーが連動する電動格納式リモコンドアミラー機能なし
- マニュアルエアコン
マニュアルエアコン(出典:公式HP)
- 後部座席は分割リクライニング不可
分割可倒(出典:公式HP)
さすがに現代の便利な車に乗り慣れた方には、少し物足りないかもしれません。
また、これらの機能はオプションで後付けできないため注意が必要です。
でも、少しくらい手のかかる車のほうが好き!という方には、XGがぴったりです。
使い慣れれば、こんなに可愛げのある相棒は他には見つからないと思います。
コスパ最高じゃね!?XL
次に、ちょうど真ん中のグレードにあたるXLをみていきましょう。
XGよりも13万円ほど高くなりますが、その分標準装備が増えます。
XLが向くケース
- ジムニーのキャラ的に、そんなに高級感いらなくない?
- 窓ガラスのUVカットは魅力的
- 今の車にクルーズコントロール付いているけど使ったことないなあ・・・
- シートヒーターは必須でしょ
- まあまあ後部座席を使う
- 車中泊もしたい
XLのメリット
プッシュスタートやオートエアコンはもちろん、シートヒーター、UVカットガラスまで標準装備!
現代の便利な車に乗り慣れてしまった方には、ストレスが少ないのでおすすめです。
特に注目したいのが、小さな子どもや女性の強い味方となるUVカットガラス。
コントロールしにくい車内の日差しに対抗して、いちいちUVケアするのも面倒ですよね。
もちろん、紫外線からドライバーの目を守ってくれる頼もしい機能ですよ。
また、シートの使い勝手も向上し、撥水加工&分割が可能に!
海や川への水遊び系アウトドアに、撥水加工はありがたい存在です。
さらに、リヤシートバック背面とラゲッジルームは、汚れても拭き取りやすい樹脂素材。
楽しく遊んだ後に、びしょびしょのシートで帰るわけに行きませんよね。
後片付けが簡単な分、遊びに集中できるので、心配性のママにもおすすめです。
防汚タイプラゲッジフロア(公式HP)
そして、極寒地で大活躍してくれるのがヒーテッドドアミラー。
これで、ドアミラーが凍りつき、後方確認できないというリスクともおさらばです!
なお、XLから標準装備となるラゲッジボックスは車中泊にも超便利。
なぜなら、後部座席を倒したときに、ラゲッジスペースとリアシートとの段差がなくなるからです。
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XLのデメリット
特に目立った欠点はなく、安定感抜群のグレードです。
強いて言うなら、外観を気にする方は要注意。
なぜなら、XLとXGは、見た目こそほぼ違いがないからです。
外観にも高級感をプラスしたい方は、XCを選んだほうが賢明でしょう。
ラグジュアリーの極み!XC
お待たせしました!最高グレードXCの登場です。
XCの持つ最新機能の数々、一体どのような方にふさわしいのでしょうか?
XCが必要なケースはこれ
- いつでもどこでも完全武装できめたい
- ジムニーと末永く付き合いたい
- てっちん=スチールホイルは嫌だ
- デザインにもこだわりたい
- はじめての車選びで、自分にふさわしい車がわからない
XCのメリット
まずは、第一印象を左右するエスクテリア。
XCの全部入りの贅沢感を、分かりやすくXLとの写真で見比べてみましょう。
XLのエクステリア(公式HP)
XCのエクステリア(公式HP)
①XCだけで選べる2トーンカラー。おしゃれに決めたいならXC一択!
②ヘッドライトがハロゲンからLEDへ
③ヘッドライトウォッシャーが、飛び散った泥や積もった雪を洗い流す
④LEDランプ付きドアミラーで、安全装備もばっちり!
⑤アルミホイールになることで高級感ましまし
次は、おしゃれ度を左右するインテリア。
1XLのウレタン巻きステアリング(公式HP)
XCの本革巻きステアリング(公式HP)
どうですか?このXCならではの洗練された雰囲気。
写真でも十分伝わる本革の質感や、エアコン送風口(右上)のディティール・・・
このような細やかなインパネ周りの加飾により、高級感UPが図られています。
さらに嬉しいことには、スズキが誇るセーフティサポートも標準装備。
特に、踏み間違い防止や各種アラート機能など、予防安全の面からドライバーを支えてくれます。
公式HPより
XCのデメリット
最新の機能全部載せのXCですが・・・
ちょっと待った!その装備、本当に必要ですか?
ベテランドライバーや、運転そのものを楽しみたい方には不要な機能があるかもしれません。
例えば、クルーズコントロール。
追従型ではないため、前を行く車の有無に問わず、設定した速度で走り続けます。
このような、後付け可能かつシチュエーションを選ぶ機能に関しては、熟考の余地アリですね。
例えば
例えば、XL+クルーズコントロール後付けによる差額分で、アウトドア用品を買い足すこともできます。
大切なのは、XCに搭載されている機能を使いこなせるかどうか?にかかっています。
もちろん、安全面を考えれば初心者にぴったりですが・・・
街乗りメインであれば、不要な機能が多いかもしれません。
まとめ
ジムニーのグレードは全部で3つ。
- 無骨なスタイルを貫くXG
- 見た目と中身のギャップに惹かれるXL
- おしゃれとアクティブを両立してくれるXC
「車なんて所詮は道具だし、走ってくれればOK!」というクールなあなたにはXG。
「外見にはこだわらないけど、最低限の機能は必要」という堅実派にはXL。
「場所を選ばず、人とは違うラグジュアリー感を味わいたい」というこだわり派にはXC。
いずれにしても、グレードを問わず走行性に違いのないのがジムニーのいいところ。
気になるグレードはもちろん、乗り比べも兼ねて試乗してみてくださいね!
もっとパワーがほしい!という方はジムニーシエラがおすすめ。
ジムニーシエラとの違いはこちらにまとめました。
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