マツダのクロスオーバーSUVとして、発売以降ずっと人気の続くCX-8。
CX-8の写真を見ていたら本当にカッコよくて、乗ってる人が羨ましくなっちゃいます。
でも、やはりハイエンドSUVだけあって値段も高いですよね。
「うちの大蔵省(妻)から承認を得るのは難しいなぁ・・・」
「まだ家のローンもあるから車にお金かけられないよ」
「子供二人分の学費もかかるし、諦めようかなぁ・・・」
う〜ん、切実!どこに行ってもつきまとうお金の問題、悩みますよね〜。
しかし、「諦めたらそこで試合終了ですよ。」と某先生が言ってました。
そんなあなたに、今回は1円でも安くCX-8を購入できる方法を伝授します!
ぶっちゃけCX-8ってどのくらい安くなるの?
そもそも、車を安く買う方法って?
中古車を買う・・・まあ普通ですね。
でも、中古車って年式もバラバラだし、状態や性能も前の持ち主によって差が出てきます。
今回の記事では、あくまで新車を前提に、ディーラーとの交渉次第でどこまで値引きできるのかを考えます。
そこで、ディーラーと交渉する前に、値引き相場をおさえておく必要があります。
100万円値引きしてもらえるの?
お願いしたらいくらでも値引きしてくれるディーラー、いないかなぁ。。。
そんな「求めよさらば与えられん」って言葉を残したイエス・キリストみたいなディーラー。
いたら最高ですけど、現実そんなに甘くないですからね(笑)。
極端な話、「100万円値引きしてください!」とあなたが言っても通らないんです。
なぜなら、値引きにはちゃんと相場がありますから。
2019年4月現在のデータだと、
車両本体からの値引き額:25万円前後
オプション品を含めた値引き額:30〜40万円
CX-8購入者のコメント
・【本体値引き=30万円 オプション値引き=0円】:2月中旬に契約をしましたが、値引き・下取りなどなどとても頑張っていただいたと思ってます。(2019年3月購入)
・【本体値引き=15万円 オプション値引き=20万円】:時期的にはものすごく頑張ってくれたのではないかと。ほしいと思っていたMOPをサービスで入れてくれたのも大きかったです。(2019年1月購入)
・【本体値引き=20万円 オプション値引き=15万円】:フル装備でも500万を超えない。3列SUVでは敵なしか。(2018年12月購入)
情報元:価格.com
ここ数ヶ月の間に、CX-8を購入された方は20万円以上の値引きを受けています。
あなたもこれからお伝えする方法を実行すれば、20万円どころか30万円以上得する事も充分可能ですよ!
CX-8を1円でも安く買うディーラーとの交渉戦術
ディーラーとの交渉について、まずポイントが3つあります。
ポイント
・競合車種の値引きを反映した見積書を作ってもらう
・マツダディーラーでCX-8同士をぶつけ、限界値引き額を引き出す
・ハンコを押す前に、ダメ押しにもう一声言ってみる
それぞれ詳しく解説していきます。
手順1 【情報収集】競合車種の選定をしよう
マツダディーラーへの初回訪問では、CX-8は有力候補だけど他にも迷っている車がある事を伝えましょう。
本命はあくまでCX-8ですが、この時点ではディーラーにそれを悟られないようにするのがポイントです。
なぜなら、本命であることが伝わってしまうと、
とタカをくくられてしまい、大きな値引きをしてくれなくなりますからね。
そして、ディーラーに伝える競合車種はCX-8に似た車にしましょう。
その方がリアリティがあって、ディーラーの真剣度も増すはずです。
例えば、「3列シートのSUV」という特徴で以下の車種を挙げてみました。
と、具体的な値引き金額を提示し、競合ディーラー同士で競ってもらいます。
そして、最終的にCX-8を最も良い条件で買うことを目指します。
この他にも「価格帯が近いSUV」、「車中泊に最適な広い室内のSUV」といった特徴から、競合車種を選んでも良いでしょう。
競合車種を絞り込めたら、いよいよディーラーに行きます!
手順2 【偵察】ディーラーへ行ってみよう(マツダディーラーへ初回訪問)
初回訪問は手短に。
この段階では、まだ値引きの話はしません。
営業さんとの顔合わせぐらいに考えましょう。
CX-8がカッコいいと思って実物を見に来ました。
他社の車も色々検討してますよ。
という事を伝えるだけで充分でしょう。
そして「第1候補じゃなかったけど、CX-8もなかなかいいね!」くらい褒めて、営業さんへの印象を良くしておくのです。
相手も人間ですから、良いお客さんにはサービスしてあげよう、と思ってくれます。
これが後々ワガママを言うためのポイントですよ!
この段階では、ディーラーから見て「このお客さん、頑張ればCX-8に傾いてくれるかも」と思わせる事ができればOK。
初回ディーラー訪問のポイント
・CX-8はあくまで候補の一つであって、他にも迷っている車がある事を伝える
・初回の商談は短時間、手短に済ませる
・値引きの話は持ち出さない
・予算を訊かれても、具体的な額は言わない
手順3 【外堀から埋める】競合車種ディーラーへ足を運び値段交渉
さて、いよいよ値段の話をしていきます。
ここで、間違ってはいけないことが一つあります。
それは、まず競合車種のディーラーから攻めるという事!
つまり、まだマツダには行かず、先にTOYOTAや日産、三菱のディーラー(販売店)へ行くのです。
そして、CX-8を含めた4車種の中で最も値段が安い(値引き額が大きい)車を買いたい旨を伝えます。
それから、出してもらった見積書を持って、別の競合車種ディーラーに行くのです!
競合車種の見積書を見せられたディーラーは、値引きや付加サービスをもっと頑張ってくれるでしょう。
より良い条件を提示されたら、また別の競合ディーラーへ。
あなたが納得できるまで、これを繰り返します!
CX-8の値引き相場から考えて、本体価格とオプション品含め値引き目標額は30〜40万円です。
これくらいの金額が出るまで粘ってみる価値はあります。
下取りに気をつけろ
ここで1点気をつけたいのは、条件交渉の中で下取りの話をしてきた場合です。
本体値引きの途中で、下取りの話を出してきた場合は一緒くたにしてはいけません。
と、はっきり伝えましょう。
下取りの金額を持ち出され、さも得するように説得されても慌てないように。
下取りに関しては、本体値引きと区別することが重要です。
競合店を巡るポイント
・良い条件が出るまでマツダ以外のディーラーを攻める
・迷っている車種の中で、購入金額が安い車種を買いたいと伝える
・見積書を別会社のディーラーへ見せ、さらなる好条件を引き出す
・下取りの話が出たら、それは別の話として聞いておく(本体値引き、オプション値引きとは別の話)
手順4 【揺さぶりをかける】別経営のマツダディーラーでCX-8同士を競わす
マツダ以外の競合ディーラーから好条件を引き出せたなら、いよいよマツダディーラーに行きます。
といっても、まだ購入するわけではありませんよ。
ここで豆知識。
CX-8を扱う会社は、大きく3つのマツダ販売店系列に分かれています。
・マツダ店
・マツダアンフィニ店
・マツダオートザム店
これらは「マツダ」と名前は付いていますが、全くの別会社。
経営資本が異なるので、課せられた営業ノルマも別々なんです。
そこで、これらマツダディーラー(販売店)に競合車種の見積書を見せ、CX-8の値引き合戦をするように仕掛けます!
自宅近辺のマツダディーラーを検索してみたところ、○○マツダ、○○マツダオートザムが3店舗ほどありました。
(○○←には地域名が入ります)
近隣の県で調べると結構出てきます。
マツダディーラーへ行った際の言い方としては、
こんな感じで近隣のマツダ、マツダアンフィニ、マツダオートザムそれぞれに仕掛けます。
近くにディーラーが無ければ、隣の県に行くのも有効です。
マツダディーラーを巡るポイント
・競合メーカーから引き出した好条件の見積書を基準にする
・別経営のマツダディーラーそれぞれにCX-8購入の意思を伝える
・最も良い条件のマツダディーラーを絞り込む
何度か通ってみて、感じの良い営業さんや好条件を提示してくれるところが出てきたら、いよいよ大詰めです!
手順5 【決着】ダメ押しにもう一声言ってみる
いよいよハンコを押す段階まで来ましたね。
このタイミングで、最後のダメ押し(ワガママ)を言ってみましょう。
なぜなら、ハンコを押す直前が、最もワガママを聞いてもらいやすいから!
「総額◯◯円なら契約します」
「予算これだけなので、この金額でやってもらえるなら他のディーラー全部断ります」
と、ディーラーにとって厳しめの条件を突きつけます。
と、妥協案を出してきた場合は、
「それならオプションのマツダコネクト用SDカード(48,600円)を付けてください」
「シェード類を付けてもらえますか?」
「メンテナンスサービスを付けてください」
などと、数万円分のオプションやサービスをねだってみましょう。
希望が通らなくても言うのはタダ
ここまで来れば言ったもん勝ちですからね。どんどん言ってみましょう。
希望が全て通らなくても言うのはタダ。通ればヨッシャ!ですよ〜。
トドメにガソリン満タン、車庫証明費用のカット、端数切りを仕掛けてみましょう。
端数切り作成
端数切りとは、例えば「3,344,567円」のところを「3,300,000円」にしてもらう事です。
端数といえども、車の場合は額が額なだけにずいぶんお得になります。
要望が通り、値引きも目標金額を超えて納得できれば、晴れて契約です。
ここまでお疲れ様&おめでとうございます!
この時点で、普通に購入するよりもかなりお得にCX-8を手にすることが出来たのでは?
ちょっと回り道もありますが、やってみる価値は大いにあります。
契約直前のポイント
・ハンコを押す前が一番ワガママが通る
・要望を言うのはタダ!言わなかったら後で後悔するかも。。。
・妥協案を出してきたら数万円分のオプションやサービスを狙ってみると通りやすい
・ガソリン満タン、車庫証明費用のカット、端数切りは通ればかなりお得!必ず言ってみよう
・ディーラーも、ここまで来れば「気持ちよく買って帰ってもらおう」というマインドになっているはず
・ここでも下取りの話は別で考える
交渉に適する時期について
一般的には、年度末決算の1月〜3月が最も交渉に適すると思われがち。
実際この期間に各メーカーは数字の追い込みをかけます。
したがって、この時期に少し大きめの値引き額を提示するメーカーが多いです。
ですが、早まってはいけません。
その値引き額、限界値でしょうか?
もちろん、交渉せずに買うなら、その期間に買うのが良いでしょう。
しかし、あなたは交渉の術を知りました。
交渉の末に限界の値引き額を引き出せるなら、はっきり言って時期はあまり関係ないです。
むしろ決算期を外して、地道に交渉するのが良いでしょう。
それに、決算期は普段来ないお客さんがお店に殺到するので、納車も遅くなりがちですからね。
交渉をする時期について
・決算期は提示している値引き額は平時より大きめだが、限界値ではない場合もある
・決算期はお店も混雑し、交渉も煩雑になりかねない恐れがある
・決算期を外しても、交渉次第で大きな値引き額を引き出せる
CX-8に限らず車をお得に買う方法
ここまで、CX-8をお得にゲットする方法を伝授してきました。
ここからは、CX-8に限らず車をお得に入手したり、コストを下げるお話です。
ディーラーと交渉する前に下取り車両の買取査定を
今乗っている車を下取りに出したい、と思う人は必見です。
ディーラーに行く前のタイミングで、あなたの車を査定してもらましょう。
あらかじめ下取り金額を把握していれば、ディーラー査定金額が高いか低いか判断できますよね!
この情報も交渉を有利に進める武器になりますので、是非事前に査定しておく事をオススメします。
ディーラーから下取りの話が出た場合、買取査定金額と比べて得する方を選びましょう。
ディーラーに下取りの価格を見積もってもらった場合でも、
「もしかしたら、購入時に別のところへ下取りに出すかもしれません」と言っておきます。
そうすれば、買取査定額が最も高いところに下取りしてもらうことが出来て、ディーラーも特に問題にしません。
純正オプションより安い社外品を使おう
CX-8に限らず車には純正オプションがあります。
純正、なんて良いひびきだろう・・・。
という人もいますが、今回はコストを下げる話。
純正品でなくても他社メーカーの良品(社外品)で出費を減らそう!
フロアマット
車を汚れから守ってくれる便利なフロアマット。当然、純正品は高いです。
社外品でも安くてしっかりした製品があります。
これだけで純正品との差額が1万円以上出ますよ。
ETC端末
高速道路をスイスイ通れてETC割引もあるので、是非付けたい所。
こちらも純正品との差額が大きいアクセサリーです。
日立オートパーツ&サービス ETC車載器 HF-EV007 5,800円(税込)
これだけ値段は違いますが、性能はほぼ変わりません。
なんと!ETCだけで2万円節約できますよ。
ドライブレコーダー
あおり運転による事故・被害がクローズアップされてますね。
安全への備えとして、これからはドライブレコーダーも付けた方が良さそうです。
コムテック ドライブレコーダー HDR-102 11,800円(税込)
コムテックのドライブレコーダーなら取り付けもカンタン。
社外品にするだけで2万円のコストカット成功!
社外品を利用するポイント
・純正品から社外品に替えるだけで大幅なコストカットができる
・純正品オプションの場合は、ディーラーとの交渉次第でオプション値引きを引き出せる場合がある
・純正品・社外品の選択は、純正品に対するこだわりや値引き交渉の手間などを考え、メリットのある方を選ぶ
余談
あなたが車を買うときは、値段やデザイン、乗り心地、機能・・・
その他にも様々な要素を比較検討して選ぶでしょう。
もし、あなたが徹底的に費用対効果を考える人ならば・・・
車を選ぶ理由となるもう一つの要素があります。
それが「リセールバリュー」です!
リセールバリューを考えて購入車種を選ぶ
リセールバリューとは、購入した車を再販する際の価値。
つまり下取りに出した時、どのくらいの値段がつくか?という指標です。
「今欲しい車を買うんだ。何年先になるかも分からないのに、売る時の事までは考えられないよ。」
という人は、この項目は読み飛ばして下さい。
しかし、もしあなたが
「とにかく自分にとって最高のコストパフォーマンスの車を買いたい」
「何が何でも無駄金は払いたくないし、1円でも得したい」
という人なら、リセールバリューを見据えた車の選び方もあります。
CX-8のリセールバリュー
CX-8は発売してからあまり時間が経っていないため、CX-5のリセールバリューを参考にしてみました。
CX-5は3年落ちでもリセールバリューが60%を超えています。
マツダの残価設定では3年後で55%となっているため、CX-5はリセールバリューが高い車と判断できます。
※「残価」とは、◯年後にその車を下取り車として出した場合の価値=下取り価格の事
CX-8もCX-5と同じような傾向だとすると、リセールバリューが高くなりそうですね!
リセールバリューが高いグレード
リセールバリューは販売数(流通台数)が多い車ほど高くなります。
CX-8のグレードの中では、XD PROACIVEが最も売れています。
次点がXD L Packageです。
すなわち、リセールバリューが高いのもこの2グレードです。
リセールバリューが高いカラー
リセールバリューはカラーも影響します。
現時点でリセールバリューが高い順に並べると、以下の通りです。
1位:パールホワイト または ブラック
2位:ソウルレッド
3位:マシーングレー
1~3位までの価格差は、それほどないようです。
しかし、3位以下になると15〜20万円程の開きがあるとの事。
リセールバリューを考えるとカラーも重要になるわけですね。
CX-8リセールバリュー(高い順)
【グレード】
1位:XD PROACTIVE
2位:XD L Package
【カラー】
1位:パールホワイトまたはブラック
2位:ソウルレッド
3位:マシーングレー
まとめ
ここまで、CX-8をお得に購入する方法を紹介しました。
CX-8をお得に買うポイント
・CX-8の競合車種を3〜4車種リストアップ
・マツダ以外の競合車種ディーラーで見積書を作ってもらう
・競合車種ディーラーで作ってもらった見積書をもとに、別経営のマツダディーラーでCX-8同士をぶつける
・ハンコを押す前に駄目押しのワガママを言う
・今の車を下取りに出す場合は、買取査定しておく
・オプション品を、マツダ純正ではなく社外品に替えてコストカットしよう
・リセールバリューを考えるなら、グレードとカラー選びも重要
今回紹介した方法は、何度もディーラーに通う必要があり、時間も労力もかかります。
加えて、あなた自身でも調べるべき事が多いと思います。
なので、もし全ての方法を実行できなかったとしても、どうか落ち込まないでください。
次にまた車を買うときに、経験として活かす事ができますからね。
本記事を参考に、少しでもCX-8をお得に購入できたなら、筆者としてこれほど嬉しい事はありません。
是非良いお買い物を!