アウトランダーPHEVは乗り心地バツグンだけど、燃費はいいの?
1か月に何度もガソリンスタンドに充電行かないといけないの?
1回の給油に必要なお金はどのくらい?
給油なしにどこまで走れるの?
燃費が悪いと家計に大打撃!?
そうならないためにアウトランダーPHEVの燃費について徹底検証‼
街乗り、遠乗り、EV、ガソリン…いろんなパターンで検証してみました。
目次
アウトランダーPHEVはグレードごとで燃費に差が出るの?
アウトランダーPHEVは、自宅で充電可能の「プラグインハイブリッドカー」です。
基本はモーター駆動ですが、高速走行などの負担が大きい場合にはエンジンとモーターで効率のよい方を使うため、低燃費を実現させています。
アウトランダーPHEVにはグレードが5つあります。
結論から言うと、アウトランダーPHEVのグレードごとに燃費の差はありません。
ハイブリッド燃料消費率(km/l) | EV走行換算距離(km/満充電) | ||
---|---|---|---|
カタログ燃費 | 実燃費 | カタログ燃費 | 実燃費 |
18.6 | 16.72 | 65.0 | 52.0 |
やはり…実燃費はカタログで公開されている燃費より劣りますね。
それでも、自宅周辺のちょい乗りであればガソリンも必要ないという口コミがあるように、自宅充電で十分のようです。
使い方次第で、燃料費カットも夢じゃないです!
街乗りと高速道路、走行距離の違いは?
アウトランダーPHEVは、あなたの生活に合った燃費スタイルを実現。
先ほども紹介したとおり、口コミによると自宅周辺のちょい乗りや毎日の通勤程度であれば、ほとんど自宅充電ですみます。
あまりに使わなさ過ぎて、「ガソリンが腐りそう」という心配まで出てくるほど。
ガソリンスタンドへ行かず、自宅で充電できるという点でも楽でいいですね。
アウトランダーPHEVのハイブリッドにて市街地・郊外・高速道路を走った場合のカタログ燃費はこちら。(WLTCモード)
ハイブリッド燃料消費率(km/l) | ||
---|---|---|
市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
15.4 | 16.8 | 16.8 |
市街地では少し劣るものの、燃費効率の良い高速道路と比較しても大きな差はないですね。
街乗りに使うか、遠出に使うか・・・
選択肢が広がって、ドライブ好きな人にはたまらない車です。
ライバルや旧型と比べて燃費はいいの?
ライバルや旧型と比べて燃費が悪かったら、ちょっとためらってしまいますよね?
そんな不安をここで解消しちゃいましょう!
ハイブリッド燃料消費率(km/l) | EV走行換算距離(km/満充電) | |
---|---|---|
アウトランダーPHEV | 18.6 | 65.0 |
旧型 | 17.2 | 60.0 |
プリウスPHV S | 37.2 | 68.2 |
CX-5 XD 4WD | 17.2 | ― |
エクストレイル20S HYBRID 4WD | 20.0 | ― |
アウトランダーPHEVは旧型から新型にバージョンアップしたとき、燃費性能がよくなりました。
ただ、上の表を見るとプリウスPHV Sがダントツで燃費がいいですね。
しかし、プリウスは「街型」、SUVではありません。
家族で遠出ドライブしよう!という人より、街中ショッピングが好きな人に向いている車です。
では、CX-5 XD 4WDはどうでしょう?
CX-5 XD 4WDはディーゼルエンジンなので、ガソリン車よりは燃料費を安く抑えられます。
しかし静けさが好きなハイブリッド愛好家は、ディーゼルエンジンの音の大きさ、振動に驚くでしょう。
一方、エクストレイル20S HYBRID 4WDはハイブリッド!
アウトランダーPHEVの一番のライバルと言ってもいいかもしれません。
燃料消費率もアウトランダーPHEVの方が少し下回っています。
しかし、これは車両重量がアウトランダーPHEVの方が重いからで、性能が下回っているわけではありません。
あまり燃費ばかり気にせず、自分の行動範囲や行きたい場所を考え、自分に合った車を選びたいですね。
充電なしでも走行可能!EV満充電とガソリン満タンで走れる距離
アウトランダーPHEVは充電なしでもガソリンのみで走れます。
しかし、1回の充電や給油で走れる距離が大きく違います。
アウトランダーPHEVの実燃費で計算すると、満充電時とガソリン満タン時の走行距離はこちら。
- 満充電での走行距離:52.0km
- ガソリン満タン時の走行距離:752.4km
※ガソリンのタンク容量は45Lなので、実燃費16.72km/l×45L=752.4km
単純に月1,000km(通勤+週末ドライブ)走る場合の充電・給油回数はこちら。
- EV走行:約19回の充電
- ガソリン走行:約1.3回の給油
EV走行だと充電回数は多いですが、自宅充電できるなら問題ないでしょう。
通勤距離が50km以内ならガソリンを使わなくて済むので、かなり経済的ですね。
1か月のガソリン代や電気はいくらかかるの?
自宅周辺のちょい乗りや毎日の通勤程度であれば、ガソリンをほとんど使うことなく充電のみで過ごせます。
つまり、燃費にかかるお金はガソリン代よりも電気代の方が重要になってくるのです。
充電にかかる電気代については、アウトランダーPHEV公式サイトにこう記載されています。
Q:1回の充電にかかる電気代は?
A:使用時間帯などで料金単価が変わるなど、さまざまな料金プランがあるため、明確なご案内は困難ですが、例えば、1kWhあたり20円の場合で約250円程度、30円の場合で約370円程度になります。
では、1か月1,000km走る場合のガソリン代と電気代を比較してみましょう。
極端ですが、ガソリンのみで走った場合と、充電のみで走った場合の費用を計算しました。
- ガソリン代(150円/L):1,000km÷16.72km/l×150円=約8,971円
- 電気代(370円/回):1,000km÷52.0km×370円=約7,115円
- 電気代(250円/回):1,000km÷52.0km×250円=約4,808円
電気代が1kWhあたり30円の場合だと、ガソリン代との差は約1,856円。
1kWhあたり20円の場合だと、ガソリン代との差は約4,163円。
電気代1kWhあたりの金額でかなり変わってきます。
また、「自宅充電で深夜料金の場合だと満充電が約150円」という口コミもあります。
その場合は、1,000km÷52.0km×150円=約2,885円。
ガソリン代との差は約6,086円と1/3程度になります。
深夜電力料金が適用されるなら、アウトランダーPHEVはとっても家計に優しい車なのです!
電力会社との契約プランや、自宅での太陽光発電も考慮して、賢い充電方法を考えましょう!
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アウトランダーphev の口コミまとめ
アウトランダーphevに乗っている方の口コミをまとめました。
口コミ
- 深夜電力で満充電にすると130円程度。これで40㎞は走れる。ガソリン1L弱の金額で40㎞はすごい。
- 冬場は燃費が下がる 。もう少し良くなってほしい。
- ガソリンの消費は減ったが、こまめな充電(時間)が必要。
- EV走行が主なので1か月でガソリンを7L程しか使っていない。経済的に大満足!
通勤などで40~50km内の走行なら、ほぼガソリンは使わず経済的だという良い口コミが多く見られました。
ただ、こまめな充電が必要なため、自宅でしかも夜間料金で安く充電できる方が高い評価をしています。
外での充電となると、時間の捻出が大変そうです。
また、冬の燃費への不満が多々ありました。
なぜ冬に燃費が悪くなるのか、気になりますね。
アウトランダーphevはなぜ冬に燃費が落ちる?
「アウトランダーPHEVは冬の燃費が悪い」という口コミがあるのはなぜか。
その理由は、以下のことが考えられます。
- 暖房の使用による燃費の悪化
- リチウムイオン電池の特性による燃費の悪化
アウトランダーPHEVの暖房は、エンジンの排熱を使って作動させるためガソリンを消耗します。
充電が満タンであっても暖房のためにエンジンが作動してしまうので燃費が悪くなるのです。
そして、アウトランダーPHEVのバッテリーに使用されているリチウムイオン電池。
リチウムイオン電池は「冷えに弱い」という特性があります。
冬の寒さでリチウムイオン電池が冷えることで、性能が落ち電池の持ちが悪くなるため燃費が落ちます。
実際、このような口コミがありました。
雪の多い地方に住んでいるので、四駆はたすかりますが、冬は電気で走るという感覚は遠ざかります。
それが少し残念です。
引用:e燃費
アウトランダーPHEVは、寒さの厳しい地域には不向きかもしれませんね。
燃費の良い走り方でさらなる燃費向上を狙え
燃費の良い走り方のポイントはこちら。
- 回生ブレーキを使用する
- 急発進、急加速をしない
- アクセルはゆっくり踏み込む
- 高速道路では速度を80~90km/hに保つ
- エアコンの風量をこまめに調整する
- 暖房を使わないで消費電力が少ないシートヒーターやステアリングヒーターを使う
回生ブレーキとは、エンジンブレーキのようなものですが、大きく違うのがエネルギーを貯められること。
回生ブレーキはハンドルで6段階に操作でき、ブレーキで発生するエネルギーをバッテリーに充電します。
減速、停止する時に、早めにアクセルを離し回生ブレーキを使用することで、こまめに充電ができるのです。
運転していれば減速・停止は必要不可欠なので、そのたびに充電できるのは嬉しいですね。
まとめ
アウトランダーPHEVは、ガソリンを必要としないEV走行が可能な「プラグインハイブリッドカー」として人気です。
バッテリーがなくなるとエンジンが始動してガソリンで走るため、バッテリーが切れても安心です。
そして、なんといっても燃費が良いから経済的!
ちょい乗りや40~50km内の通勤なら、ほとんどガソリンは使わないでしょう。
自宅の深夜料金での充電なら、ガソリン代の約1/3とかなりの節約になります!
平日は通勤用、週末は家族で遠出して遊びたいというお父さんにはアウトランダーPHEVがおススメです。
普段の生活はEV走行で自宅充電し、遠出のときはガソリン消費のハイブリッド走行。
上手に節約して、その分でおもいっきり楽しい休日を過ごしましょう‼
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