スバルXVは車中泊できる？ハイブリッドモデルでも検証してみた

場所にも時間にも縛られることなく、思いのままに楽しめる車中泊。

宿泊費の節約もさることながら、その自由度が大きな魅力です。

「でも正直スバル XVで車中泊はキツイでしょ。」

その通り、残念ながらスバル XVは快適に車中泊できるようなクルマではありません。

でもね。

今や軽でだって車中泊する時代なんですよ。

ここで諦めてしまうのはもったいないです。

少し調べてから検討したって遅くはないですから、一緒に見ていきましょう。

スバル XVは車中泊に向いてないって本当？

街中で乗るのにちょうどいいサイズ感とオシャレなデザイン。

多くのファンに支持されるスバル XVのビジュアルですが、車中泊するには見るからに窮屈そうです。

ハッキリ言って、実際狭いです！

車中泊を前提に、室内サイズをみてみましょう。

室内はライバル車より広め

室内の大きさがどの程度なのか、ライバル２車と比較してみましょう。

(単位：mm)

高さ以外では、似たようなコンセプトで競合する他車より広めにつくられてるんですね。

気になる室内空間はどうでしょう？

運転席に身長180cmのスタッフが座った状態で、後部座席に身長178cmのスタッフが乗車してみたが、写真の通り、頭上にも足元にもかなりゆとりがあり、窮屈に感じることはなかった

出典：価格.com

乗る人が窮屈さを感じないよう、デザインの工夫が見られます。

天井がアーチ状になっていて「ヌケ感」があります。

普通にドライブを楽しむ分には何不自由ありません。

ただ、車中泊となると話は別です。

ライバル2車と比較しても室内高が一番低いというが、ちょっと気になりますね。

荷室高はどれくらい？

出典：スバル XV公式HP

次の章で詳しくご紹介しますが、車内で寝るには後部座席を倒してフラットなスペースを作ることになります。

どれくらいの圧迫感かをイメージするのに重要なのが、後部座席を倒した時の天井までの高さなんですね。

ハイブリッドのAdvanceで荷室高は722mm（それ以外は777mm）です。

55mmの差があるので、Advanceを検討するなら特に注意しておきましょう。

座った状態での様子はどうなのか、男性の平均座高と比べてみました。

出典：学校保健統計調査 年次統計

日本人男性の平均身長に対しての平均座高です。

日本人男性の平均座高が約92cmであることから、スバル XVであぐらをかいて座るのは相当キツイです。

また、男性の腕の長さの平均が約74cmと言われています。

仰向けに寝たとき、上に伸ばした手が天井につくような高さをイメージするとわかりやすいですね。

フルフラットで2つの難点を発見。でも少しの工夫で乗り越えられる！

「仲間と2泊3日のスキー旅。疲れた身体を温泉で癒して車内でぐっすり！」

スバル XVの室内空間では、ここまでのガッツリ車中泊は厳しいです。

ですが、スバル XVにだって応えられる範囲はあるんですよ。

「趣味のフットサルでひとり県外遠征。前の夜に高速を走って目的地近くでゆっくり休みたい！」

このような一人車中泊であれば、十分活躍してくれます。

試合のある週末は渋滞しやすいですし、朝イチの予定には余裕を持っておきたいですからね。

そのためには、とにかく寝床を作るところからです。

ところが、スバル XVのフルフラットには2つ難点があります。

改善策とともにご説明しますね。

狭くて足が伸ばせない・・

手っ取り早いのが、後部座席を倒してフルフラットのスペースを確保する方法。

どこのSA PAで寝るか考えてないけどこれから山梨向かいます！
まきば公園のあたりには1時くらいに着く予定だから寝る時間は確保できるかな！笑
今回の車中泊は布団と毛布何枚か重ねたから寝やすいはず。笑
明日はよろしくお願いします！ pic.twitter.com/PU6mj4eyOw

— さくまーん (@I_LOVE_XV) March 16, 2018

休憩程度なら、このフラットスペースに布団と毛布を持ち込むだけでもOKです。

しかし、翌日の試合に備えて体調を整えておくには心もとないですね。

その理由がこちら。

出典：スバル XV公式HP

後部座席を倒したときの荷室長はAdvanceで1399mm、それ以外は1390mmしかないんです。

平均身長約171cmの日本人男性が足を伸ばして寝るには長さが足りません。

斜めになれば何とか寝られるかもしれませんが、荷物だって積んでますからね。

何か方法はないか調べてみると・・・

スバル がプロデュースするウェブマガジン「URABUS」でお役立ち情報を見つけました。

出典：URABUS

前席シートを一番前までずらして、後列足元にエアクッションを仕込むというワザがあったんですね。

しかも２段重ねで空気を入れすぎず、絶妙なポジションをキープしています。

ここがちょうど頭の位置になるため、好みの高さに調節することも可能ですね。

エアクッションは、カー用品店やネットショップで3,000円程で手に入ります。

これで170cm超の男性でも、縮こまって寝ることはなくなるでしょう。

快眠の敵！くぼみが出現

快適な寝床を作るために、もう一つ工夫が必要なところがあります。

それがこちら。

出典：みんカラ

少しわかりづらいですが、倒した後席と荷室との境目あたりにくぼみが見られます。

このくぼみのせいで、寝心地がイマイチになってしまうんですよ。

長時間の運転では、ただでさえ背中や腰に負担がきますから解消必須です！

手持ちの毛布を埋めるのも良いですが、おすすめしたいのはオンリースタイルの車中泊専用マットです。

出典：オンリースタイルHP

このマットの魅力は次の通りです。

メーカー希望小売価格が24,800円（税別）というお値段ですが、車中泊って寝心地と効率が大事です。

次の日の予定を全力で楽しむためにも、体力気力の温存を第一に考えたいと思いませんか？

毛布の積み下ろしや敷き詰めに手間取ることなく段差解消が出来るのは魅力です。

このオンリースタイルのマットは要チェックアイテムと言えますね。

おすすめ快眠グッズはこちら！

身体の疲れを次の日に残さないためには、マット以外に何が必要でしょうか？↓

とにかく安心して眠ることに全力を注ぐなら、最低限この2つは準備しましょう。

眠りが浅いと次の日、頭がボーッとしたりイライラしやすくなったり、せっかくのお出かけが楽しめなくなります。

素晴らしい景色をカメラにおさめたり、おいしいグルメを楽しむためにもゆとりを持ちたいですよね。

頼れるグッズには頼っておくのが賢い選択ではないでしょうか。

実際にスバル XVで車中泊している人の動画をご紹介

この「かづなり」さんは、スキー旅行やキャンプなど「ガッツリ車中泊」を楽しんでいる実力者です。

スバル XVでの車中泊空間づくりを詳しく解説してくださっていて、とても参考になりますよ。

スバル XVであちこち旅行（車中泊）をしていて、動画をアップされています。

お料理や読書、ゲームまで楽しんでおられて、車中泊をとっても満喫されているんです。

その気になればここまで出来ちゃう！ってことがわかりますよ。

まとめ

• スバル XVは車中泊向きの車ではありません。十分な頭上空間がなく、圧迫感もあります。
• とはいえ少しの工夫と便利グッズで、1人ならある程度快適に眠ることが可能です。
• 狭いながらも車中泊をしながら旅を楽しんでいる人もいますので、挑戦してみる価値はあります！

体格や空間感覚は個人差もありますし、実際「狭いけど車中泊出来た！」という声も少なくありませんでした。

気になる方は、ぜひお店で実際の室内サイズやシートアレンジを確かめて見てくださいね。