ホンダCR-Vは 、ガソリンモデルとハイブリッドモデルの2タイプのグレードが展開されています。
グレートのオプション品は全てセットになっており、個別選択ができないというのがCR-V の特徴。
自由にカスタマイズできれば、グレード選びもそれほど迷いません。
しかし、CR-Vのように個別選択ができないのは正直難点です。
損をしない選択にするには、あなたにとっての選ぶ基準を決めることが大切です。
今回は、CR-Vのグレード一覧をもとに、それぞれの違いと選ぶ際のポイントをまとめまし た。
目次
CR-Vグレード一覧
CR-Vのグレードは、4つのタイプに分かれています。
- EX(ガソリン)
- EX Masterpiece(ガソリン)
- HYBRID EX(ハイブリッド)
- HYBRID EX Masterpiece(ハイブリッド)
それぞれの詳細を見ていきましょう。
ガソリンモデル EX
画像:ホンダ公式サイト
■ 価格
- FF/4WD 5人乗り 323〜345万円(税込)
- FF/4WD 7人乗り 342〜374万円(税込)
■ 駆動方式
FF/4WD
■ エンジン
1.5L DOHC VTEC TURBO
■ トランスミッション
CVT
■ EXグレードの標準装備
- LEDヘッドライト
- 導光LEDポジションランプ
- 運転席8wayパワーシート
- 運転席4way電動ランバーサポート
- 18インチアルミホイール
- エキパイフィニッシャー
ガソリンモデル EX Masterpiece
■ 価格
- FF/4WD 5人乗り 359〜380万円(税込)
- FF/4WD 7人乗り 381〜403万円(税込)
■ 駆動方式
FF/4WD
■ エンジン
1.5L DOHC VTEC TURBO
■ トランスミッション
CVT
■ EX Masterpriceグレードの標準装備
EXの装備に加えて、以下の5つの機能が追加されます。
- ハンズフリーアクセルパワーテールゲート
- 電動パノラミックサンルーフ
- 本革シート&専用インテリア
- 助手席4wayパワーシート
- ルーフレール
ハイブリッドモデル HYBRID EX
画像:ホンダ公式サイト
■ 価格
FF/4WD 5人乗り 379〜400万円(税込)
※エコカー減税対象
■ 駆動方式
FF/4WD
■ エンジン
2.0L DOCH i-VTEC i-MMD
■ トランスミッション
電気式段階変速機
■ HYBRID EXの標準装備
- エレクトリックギアセレクター
- LEDヘッドライト
- 導光LEDポジションランプ
- 運転席8wayパワーシート
- 運転席4way電動ランバーサポート
- 18インチアルミホイール
- エキパイフィニッシャー
ハイブリッドモデル HYBRID EX Masterpiece
■ 価格
FF/4WD 5人乗り 414〜436万円(税込)
※エコカー減税対象
■ 駆動方式
FF/4WD
■ エンジン
2.0L DOCH i-VTEC i-MMD
■ トランスミッション
電気式段階変速機
■ HYBRID EX Masterpieceの標準装備
HYBRID EXの装備に加えて以下の5つの機能が追加されています。
- ハンズフリーアクセルパワーテールゲート
- 電動パノラミックサンルーフ
- 本革シート&専用インテリア
- 助手席4wayパワーシート
- ルーフレール
※ハイブリッドモデルは 5人乗りのみの仕様となります。
CR-Vはグレードによって何が違う?
CR-Vは、EXとEX Masterpieceの2つのグレードのみです。
個別のオプション選択ができず、セットでの装備となります。
EXグレードとEX Masterpieceグレードの違いは以下の通り。
- 本革シート&専用インテリア
- 電動パノラミックサンルーフ
- 助手席4wayパワーシート
- ハンズフリーアクセルパワーテールゲート
- ルーフレール
一つずつ見ていきましょう。
本革シート&専用インテリア
本革 ブラック
本革 ブラウン
画像:ホンダ公式サイト
本革使用で上質な雰囲気を醸し出す、EX Masterpiece。
専用インテリアは、ドアライニングの一部が合成皮革になり、専用のステッチが施されます。
シートが本革になることで、一気に高級感が増しますね。
また、本革はキズや擦れの耐久性に優れていて、水にぬれてもすぐに拭き取れます。
本革というとインテリア感が強くアウトドアには不向きと感じるかもしれませんが、実は機能性の高い素材なのです。
電動パノラミックサンルーフ
画像:ホンダ公式サイト
このダイナミックなサンルーフ、憧れますね。
これだけ広いサンルーフなら、車の中からでも十分に星を見ることが出来ます。
星を見ながら車中泊なんて、贅沢で素敵ですね。
スイッチひとつで自動開閉しますので、もたつくことなくスマートに開ける事ができるのも良いですね。
ガラス部も電動で開閉出来ます。
助手席4wayパワーシート
画像:ホンダ公式サイト
助手席のシートの前後スライド、リクライニングの角度を電動で調節できます。
電動だと無段階で位置を調節できるので、一番フィットした場所で止めることが出来ます。
手動のように、「ここがベストポジション!」っていう所で、ガタンッと下がったりしません。
ハンズフリーアクセルパワーテールゲート
画像:ホンダ公式サイト
テールゲート(後部荷室扉)のハンズフリー化により、両手が荷物でふさがっていても足先だけで開閉ができます。
スイッチ操作で開閉途中でもストップできます。
アウトドアはもちろん、普段の買い物でも重宝する装備ですね。
ルーフレール
画像:ホンダ公式サイト
EX Masterpieceはルーフレールが装備されていますが、この点には少々矛盾を感じる点が。
ルーフレールは、室内に乗り切らないアウトドア用品などの荷物を、ベースキャリアに乗せて固定するアタッチメントの働きをします。
EX Masterpieceグレードのウリは、とにかく高級感やスマートさ。
本格SUVを求めるアウトドアファンには、向かないグレードです。
ルーフレールを付けるのであれば、EXグレードの方が適切のように思えます。
用途に応じて個別オプション選択ができないのは、やや疑問が残ります。
ハイブリッドとガソリン車どっちがいい?
ハイブリッドモデルとガソリンモデル、その価格差は36〜55万円ほどです。
カタログ燃費は、ハイブリッドモデルの方がガソリンモデルよりも、1L当たり約10km も多く走ると記載されています。
ただし、この数字はあくまでもカタログ燃費。
実燃費は、カタログ燃費の7割程度と言われています。
また、乗り方や運転技術などによっても変わってきます。
実際のところ、燃費の差によって車両価格差を埋めるのは不可能に近いとも言われています。
エコカー減税などの補助を受けても、元を取ることは非常に難しいです。
そもそもSUVは燃費の良さを追及する自動車ではないので、本体価格を上げてまでハイブリッドに乗る必要はあるのか疑問でもありますね。
しかし、新型CR-Vのハイブリッドは、「SPORTS HYBRID i-MMD」というシステムを搭載しています。
CR-Vは2.0Lのエンジンですが、このシステムにより3.0L並の加速を実現しています。
ですので、力強く滑らかな加速にこだわる方には、ハイブリッドはおすすめです。
ただ、CR-Vのハイブリッドは、5人乗りのみです。
「車両価格を抑えたい」「大勢乗れる車が良い」という方は、ガソリン車向きでしょう。
CR-Vの燃費については、こちらのページにまとめてあります。
ガソリン車とハイブリッド車の実燃費の比較もしているので、ぜひ参考にしてください。
-
新型CR-Vの実燃費は悪いのか?ハイブリッドとガソリン車を比較
7人乗りSUVとしてはコンパクトなボディをもつCR-Vですが、ターボチャージャー付きの1,500ccエンジンの実燃費が気になります。 60kgの大人が7人乗車しても大丈夫という設定で作られているCR- ...
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人気のおすすめグレードはどれ?
CR-Vのおすすめは、ガソリンモデルのEXグレードです。
一番お得なCR-Vの乗り方は、ガソリンEXグレードを本格的なアウトドアでガンガン乗り回すこと。
男臭くアクティブに乗りたい方に、おすすめです。
ただ、本格アウトドアを考慮すると、ルーフレールは欲しいところです。
メーカーオプションで付けることは出来ませんが、ディーラーオプションなら取り付け可能です。
ルーフレール本体59,400円+工賃6,199円ですので、グレードを上げるよりはるかに安く抑えられます。
「アウトドアも、スマートにおしゃれにしたい。」という大人アウトドア派は、EX Masterpieceグレード向きでしょう。
本革シートの高級感あふれるインテリアで、優雅なドライブを楽しめます。
テールゲートパワーアシストで、荷物を積むのもスマート。
「お~い!誰か荷台あけてくれよ~!」なんてドタバタしなくて済みますよ。
ただ、ちょっと気になったのが、レールルーフとサンルーフが標準装備ということ。
レールルーフにキャリアを載せて荷物を積んだら、サンルーフはふさがってしまいますよね。
本音を言うと、EX Masterpieceグレードは用途と目的、ターゲット層がマッチしていない印象を受けます。
- 本格SUVとして使いたいのか
- 高級SUVとして所有したいのか
あなた自身の自動車の使い方、CR-Vに求めるものを考えてみると、一番納得のいくグレー ドが見えてくるでしょう。
賢く後悔のない車選びができることを願っています!