「次の車は、かっこいいSUVにしない?」
「アウトドアなんて行かないから必要ないよ。
それに、燃費が悪くてお金がかかるのは困る。」
「お、おう。」
・・・という会話をしている方も多いのでは?
大丈夫、SUVの最新情報を把握すればちゃんと説得できますよ。
今回はSUVのメリット・デメリットや、誤解されがちな内容をご説明します。
目次
SUV人気の理由って?
SUV人気の理由は、高い実用性をかっこいい車が持っていること。
使い勝手で選びたい人にも、見た目で選びたい人にも需要があります。
もちろん、両立させたい欲張りさんにもぴったり。
さらに、人気が出ると色々なメーカーがSUVを売りだします。
その結果、SUVの種類が増えて、より多くの人のニーズを満たせるようになりました。
実用性とか魅力って言われると、何となくのイメージしか分からないな。
では、SUVの具体的なメリットとデメリットを確認しましょう。
SUVの7つのメリットと3つのデメリット
SUVの主なメリットを7つ、デメリットを3つにまとめました。
最初に、気になるメリットからご説明します。
メリット
SUVと言えば、オフロードをイメージする人も多いでしょう。
実際にSUVのメリットは、過酷なオフロードに耐えるための性能から派生しています。
そしてそのメリットが、街乗りでの実用性に繋がっています。
1.走破性が高く悪路に強い
1つめのメリットは、走破性が高く悪路に強いこと。
凸凹していたり、雪が積もっていたり・・・そんな道でもSUVは難なく走ります。
特に悪路に強いSUVはクロスカントリー(クロカン)と呼ばれます。
また、走破性の高さはアウトドア以外でも便利です。
例えば、大雨でもSUVなら安心。
安全運転を心掛ければ、大雨で道路が水浸しになっても走れますよ。
(参考:JAF冠水路走行テスト)
※見た目より水が深い危険性があるので、可能なら迂回しましょう。
SUVなら安心して通勤できるね!
2.荷物がたくさん詰める
出典:ヴェゼル公式サイト
2つめのメリットは、荷物がたくさん積めることです。
キャンプやBBQなど、荷物が多いレジャーはSUVにお任せ。
マウンテンバイクも詰めるので、遠くのサイクリングスポットへ愛車を運べますよ。
また、普段の買い物にも大きな荷室は便利。
大きな観葉植物や組み立て式の棚など、いつもなら配送を頼んでいるものを車で持ち帰れます。
送料がかからないし、「宅配便が来るから家にいないと」なんて面倒も解消です。
3.大きくてもかっこいい
出典:ハリアー公式サイト
3つめのメリットは、大きくて実用性があるのに、とてもかっこいいことです。
特に街乗り向けのクロスオーバーSUVは、都会に似合うスタイリッシュさにこだわったものも。
「毎日の車通勤は高級感を楽しみ、休みの日はマイカーでキャンプを楽しむ」
SUVなら1台の車で、そんなライフスタイルを叶えられます。
4.視界が高くて運転しやすい
出典:C-HR公式サイト
4つめのメリットは、視界が高いこと。
SUVは大きなタイヤで車高が高くなるので、運転手の視界も上がります。
前をよく見通せて運転しやすいので、運転が苦手でも安心です。
5.故障しにくいので長く乗れる
5つめのメリットは、頑丈で故障しにくいことです。
過酷なオフロードを走ることを想定したSUVは、故障しないよう頑丈に作られています。
また、故障しにくい=修理不要で長く乗れるということ。
そのため、修理や乗り換えにかかるお金を節約できます。
本体価格が高くても、長い目で見ればコスパが良い車です。
奥さんを説得しやすくなるね。
なお、頑丈さは次のメリットにも大きく関わります。
6.安全性が高い
出典:CX-5公式ページ
6つめのメリットは安全性が高いこと。
先程お伝えした通り、SUVのボディは衝撃に強く頑丈です。
また、衝撃を和らげる構造やエアバックを整えるスペースの余裕も充分。
万が一、事故にあっても被害を最小限に抑えてくれますよ。
7.リセールバリューが下がりにくい
7つめ、最後のメリットはリセールバリューが下がりにくいこと。
リセールバリューは買ったものを再び売る際の価格で、再販価値とも呼びます。
つまり、SUVは長く乗っても高く売れるのです。
その理由は主に2つ。
- SUVは頑丈なので、長く乗った車でもまだまだ走れるから。
- 古くても値下がりしない海外へ輸出できるから。
デメリット
次はSUVのデメリットをご説明します。
アウトドアでの利便性を追求した結果、デメリットが生まれています。
1.乗り降りがしにくい
1つめのデメリットは、乗り降りがしにくいことです。
車高の高さは、悪路に強くするために必要でした。
しかし、高いシートへ登るように座るのはちょっと大変。
お年寄りや小さな子どもには大きな負担になるでしょう。
家族構成によっては、車高が低めのSUVを検討してみてください。
SUVのかっこよさが薄れそうで、嫌だな。
そんな方のために、実際より車高が高く見えるように工夫しているSUVがありますよ。
出典元:eKクロス公式サイト
※シールがはっきり見えるように調整しています。
例えばeKクロスは、フェンダーアーチに黒いシールを貼り車高を高く見せています。
乗り降りのしやすさと、SUVテイストを両立させるテクニックですね。
2.タイヤの値段が高い
2つめのデメリットは、タイヤの値段が高いこと。
SUVは走破性の高い大きなタイヤを使いますので、その分タイヤ代が高くなってしまいます。
Amazonなどの通販で安いタイヤを探すという手がありますよ。
ただ、タイヤは静音性や乗り心地に大きな影響を与えます。
激安タイヤは口コミをしっかりチェックしてから購入するのがおすすめです。
3.駐車場や狭い道に注意が必要
3つめのデメリットは、駐車場や狭い道に注意が必要なことです。
ボディが大きなSUVは、自宅の駐車場や車庫、狭い道に入らないかもしれません。
確かに立体駐車場も悩みの種です。
ただし、SUVや軽トールワゴンの流行に合わせて、立体駐車場側の改善が進んでいます。
新しい立体駐車場なら問題ないことが多いので、諦めずに確認してみましょう。
SUVのよくある勘違い
SUVのメリット・デメリットを確認して「意外にデメリットが少ない」と思いませんでしたか?
燃費は、大幅な改善が進んでいるんですよ。
おまかせください。
燃費以外のこともまとめて、SUVに関するよくある勘違いを確認しましょう。
燃費が悪いんでしょ?
出典:ヴェゼル公式サイト
まずは、気になる燃費について。
実燃費10km/L前後が多かったSUVですが、最近は改善が進んでいます。
例えばヴェゼルはハイブリッド車があり、カタログスペックは27.0 km/L(2WD)。
実燃費は18.48 km/Lと、普通車レベルです。(出典:e燃費)
また、燃費が良いため、エコカー減税を受けられます。
エコカー減税とは、環境に優しい車の一部の税金が軽減される制度。
減税のおかげで、燃費以外の維持費もグッと節約できますよ。
ファミリーカーには向かない?
次に、子育て中の人が気になる「ファミリーカーに向かないのでは?」という点。
結論から言うと、SUV単体で考えるなら向いていると言えます。
特に安全性を優先したい方におすすめ。
利便性の高いミニバンと比べると不利になってしまいます。
不利な理由は「車高が高い」「スライドドアがない」の2つ。
先程お伝えした通り、車高の高さは乗り降りの不便さに繋がります。
子どもが成長するまで、乗り降りの補助が必要でしょう。
また、スライドドアが無いのもデメリット。
スライドドアなら、狭い場所でもチャイルドシートから子どもを下ろしやすいんです。
チャイルドシートを卒業しても、子どもがドアをぶつけることを防いでくれます。
スライドドアならこんな心配しなくていいんだね。
あれ、じゃあスライドドアがないSUVはファミリカーに向いてないんじゃないの?
いいえ、最初にお伝えしたように、SUVはファミリーカーに向いているポイントがあるのです。
ファミリーカー向きのポイント
- 車内が汚れに強い。
アウトドア向きのSUVは、車内が汚れに強くなっているものが殆ど。
ジュースをこぼしても、泥まみれの靴で上がっても、SUVなら安心です。 - 悪天候でも子どもを迎えに行ける。
塾や学校行事の帰りに大雨・大雪が重なってしまうかも。
SUVで颯爽と迎えに行けば、子どもも喜んでくれますよ。 - 安全性が高い。
高い視界で事故を起こしにくい&頑丈な本体で事故の被害を低下。
大切な家族をしっかり守ります。
安全性の高いファミリーカーが欲しいなら、SUVは強い味方になってくれますよ。
オフロードに行かないなら必要ない?
3つめの誤解が「オフロード・アウトドアに行かないなら必要ない」というもの。
この記事の始めでも話題に出ましたが、このように思う方はまだまだ多いでしょう。
その通りですね。
- 急な悪天候・異常気象に強い。
- 大きなものやまとめ買いに便利な広い荷室。
- 視界が高く、運転しやすい。
- 意外とお財布に痛くない(リセールバリューが高い、故障しにくい、燃費が改善)
これらのメリットを『かっこいい車が持っている』のが、SUVの魅力。
街乗りにしか使わない方にもおすすめできる実力を秘めています。
コンパクト・軽SUVが人気です
出典:ジムニー公式サイト
最後にコンパクト・軽自動車のSUVについてご説明しましょう。
「SUVの長所は魅力的だけど、うちの前の道を物理的に通れない」
そんな日本の道路事情に優しいコンパクト・軽SUVは人気が高まっています。
視界が高い上に小回りも利くようになるので、運転しやすさがグッと向上。
普通車のSUVと比べると、本体価格や維持費がお手頃なのもうれしいポイントですね。
街乗りだけでなく、オフロードに強いSUVも発売されています。
小さな車内でも、1人~2人なら車中泊が可能。
ホテル予約に縛られない、自由な旅を満喫できますよ。
まとめ
メリット
- 走破性が高く悪路に強い
- 荷物がたくさん詰める
- 大きくてもかっこいい
- 視界が高くて運転しやすい
- 故障しにくいので長く乗れる
- 衝撃に強く安全性が高い
- リセールバリューが下がりにくい
デメリット
- 車体が高くて乗り降りがしにくい
- タイヤが大きいので値段が高い
- サイズが大きい車種は駐車場や狭い道に注意
オフロード仕様から生まれたSUVの長所は、街乗りでも便利なものばかり。
また、ハイブリッド車、コンパクト・軽SUVなど豊富なラインナップが魅力。
デメリットを解消した車種を選べるのがうれしいですね。
『燃費が悪い』『ファミリーカー向きじゃない』というのは大きな誤解。
オフロードに行かない方にもおすすめできる、実用性の高さを誇ります。
それでいて見た目もかっこいいという、とても贅沢な車ですよ。
・・・えっと、なんて言おうかな。
では、こんな内容はいかがでしょう?
SUVはアウトドアだけじゃなく、街で乗るのも便利なんだ。
大雨や大雪に強いし、買い物の荷物もいっぱい乗せられるからね。
おしゃれな車がいっぱいあるから、街中で走っても浮かないよ。
それに、最近のSUVは燃費もいいし、高く売れるからコスパが結構いいんだ。
何より、SUVは衝撃に強いし、視界が高いから前が良く見えて事故りにくいんだ。
君や子どもに怪我させたくないから、次の車はSUVにしない?
よし、これを参考に説得してみよう。
きっとSUVの魅力を分かってもらえますよ。
具体的な車種を決める段階になったら、また当サイトの記事をお役にたててくださいね。
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