愛しのパジェロと1年をともにすると、どれだけの維持費がかかるのか、あらかじめ知っておきたいですよね。
ガソリン代だけじゃありません!車検を受けないと公道を走らせてもらえませんし、税金も何種類かとられます。
「おのれ、国家権力め( ゚д゚)」と思っても、払わないわけにはいきません。
一体いくらかかるのか?
維持費の年額と月額の平均ラインを算出します。そのあとで内訳を説明します。
金額がたくさん出てくるので、急ぐ人は赤い字の金額だけチェックしてもらえば、分かるようになっています。
理由をしっかり納得したい人は、そのあとの説明をどうぞ。
終わりに、なんとか高いサービスを受けつつ、少しでも少しでも安くおさめるポイントも紹介します。
目次
パジェロの維持費はいくら?
パジェロの維持費って高そう・・・。
そんなふうに思って、購入をためらわれているかもしれませんね。
では、一体何にいくら払わないといけないのか。知っていますか?
パジェロの維持費の内訳と月額平均を算出してみたので参考にしてくださいね。
ガソリン車とディーゼル車では維持費が違う
と、その前に確認しておかなければならないことがあります。
あなたのパジェロは、ガソリン車ですか?ディーゼル車ですか?
どちらなのかによって、すこし維持費が変わってきます。
ガソリン車 | ディーゼル車 |
---|---|
3.0ロングGR | 3.2ロングGRTD |
3.0ロングエクシード | 3.2ロングエクシードTD |
3.2ロングスーパーエクシードTD |
ズバリ維持費は
ガソリン車で32万円、ディーゼル車で28万円が目安です。
年間維持費の内訳はこうなっています。
ガソリン車 | ディーゼル車 | |
---|---|---|
自動車税 | 51,000円 | 58,000円 |
重量税(2年に1度) | 20,500円 | 20,500円 |
車検費用(2年に1度) | 25,000円 | 25,000円 |
自賠責保険料(2年に1度) | 12,915円 | 12,915円 |
任意保険料 | 68,000円 | 68,000円 |
燃料費 | 120,000円 | 78,000円 |
メンテナンス代 | 20,000円 | 20,000円 |
計 | 317,415円 | 282,415円 |
駐車場を別に借りる人は、これに駐車場代が加わります。
これを月額にするとこうなります。
ガソリン車 | ディーゼル車 | |
---|---|---|
自動車税 | 4,250円 | 4,833円 |
重量税 | 1,708円 | 1,708円 |
車検費用 | 2,083円 | 2,083円 |
自賠責保険料 | 1,076円 | 1,076円 |
任意保険料 | 5,666円 | 5,666円 |
燃料費 | 10,000円 | 6,500円 |
メンテナンス代 | 1,666円 | 1,666円 |
計 | 26,449円 | 23,532円 |
税金や車検費用は一度にお金を払うため高く感じますが、月々で大きいのは保険料と燃料費ですね。
パジェロは燃費がいいとは言えないので、少し遠くても安値のガソリンスタンドを見つけておけるといいですね。
パジェロのタンクは88Lもあるので、買いだめにはもってこいです。
維持費はどんなお金がかかるの?
では、維持費の内訳をもう少し詳しく見ていきましょう。
パジェロにかかる税金はいくら
税金には自動車税と自動車重量税があります。
ガソリン車 | ディーゼル車 | |
自動車税 | 51,000円 | 58,000円 |
自動車重量税 | 20,500円 | 20,500円 |
自動車税は総排気量に応じてとられます。
大きな車ほどたくさん取られるのでパジェロはちょっと不利です。
ガソリン車の自動車税は年51,000円、ディーゼル車は年58,000円です。
これは、5月ごろ、都道府県から通知書が来て払うことになります。
自動車重量税はその名の通り、車の重さに比例して多くとられます。
パジェロはどのモデルでも2200kg程度なので、20,500円です。
自動車重量税は車検の時に払うことになります。
そして、ディーゼル車の場合はエコカー減税などで税金が一部減免されます。
まず、平成30年度中に新車新規登録した場合、登録翌年度の自動車税は75%減税となって、約14,500円になります。
また、平成31年4月30日までに新車登録・届出をすると、購入時と3年後の最初の車検での自動車重量税が100%免税となります。
環境にやさしくて、お財布にも優しいのはうれしいですね。
なお、税金に関する制度は変わることがあるので、注意しておきましょう。
車検費用は受ける場所でこんなに違う
さて、車検です。
これが一大イベントです。ここでお金がたくさん出ていきます。
車検は新車だと、登録つまりほぼ購入から3年後、そのあとは2年に1度受けなければなりません。
さきほどの数字はそれを1年分に割っています。
車検にかかるお金は、法定費用+車検基本費用です。
法定費用は印紙代とよばれる手続料金が1800円。
これに、自動車重量税と自賠責保険料が加わります。
自動車重量税は車検時にまとめて払うのが原則です。
つまり2年分ですね。
また、自賠責保険が有効でないと車検が受けられないので、それもふつうこの時に払います。
期限が切れる時期がばらばらだと、面倒ですからね。
これらを合わせて、68,630円が絶対必要な動かない料金です。
これに車検基本費用と呼ばれる車検を行ってもらうお店に対して払う料金があります。
車検費用に差がつくのはここです。
車検を行ってもらうのには、ディーラー店と車検専門店があります。
ほかにもガソリンスタンドやカー用品店で受けられますが、素人にはあまりおすすめできません。
車にくわしければいいのですが、知識が不十分だと満足のいかない結果になることがあります。
ディーラー店はなにしろその車の専門知識の宝庫ですから、ていねいな点検をしてくれます。
その分費用も少し高めです。
だいたい5万円程度でしょうか。
車検専門店は安さと速さがウリです。
そのぶん、すみずみまでゆきとどいた点検は期待できません。
こちらは3万円程度になります。
さらに、点検の結果、傷んでいる部品の交換をすすめられます。
メンテナンス代の詳細はこのあとにありますが、ここで、そのメンテナンス代も払うことになります。
まとめると、2年に1回の車検で約12万円出ていくことになります。
ちょっとお財布に痛いですね。いきなり12万円必要になるとあわててしまいます。
そこで、ひと月に5千円ずつ車検の費用としてためておくことをおススメします。
車検が迫ってきたときにあせらなくてすむので、安心ですよ。
自賠責保険は強制保険!
次は保険です。
保険には自賠責保険と任意保険があります。
自賠責保険には必ず入らなければなりません。
車検に合わせて2年契約にすることが多いです。
24ヵ月分で25,380円。
1年に換算すると12,915円です。
任意保険が結構高いけど入らないとヤバイ
そして任意保険。文字どおり任意ですから入らなくてもかまいません。
しかし、万が一事故を起こしたらということを考えると、やはり入っておいた方がいいでしょう。
パジェロは安くない車ですし、車両保険にも入っておきたいですね。
任意保険は補償内容が保険料を大きく左右し、等級や年齢、運転者によっても変わってきます。
最初の表では、13等級・本人と配偶者のみ運転・26歳以上・車両保険あり、で計算しています。
基本的には、年6万円~7万円ぐらいを見ておくといいでしょう。
任意保険料は維持費の中でも結構高額です。でも、保険の選び方を知っておくと節約できます。
どうやって保険料を節約するかはあとでお話しますね。
パジェロの燃料費はいくら
そして燃料費。
ここでは月に500㎞走るものとして計算しました。
500㎞というのは毎日の用事に使って、週末にはドライブを楽しむという乗り方をした時の目安です。
ガソリン車で約12万円、ディーゼル車で約8万円。
ここでもクリーンディーゼル車は得ですね。
メンテナンス費ってどれくらい必要?
車にはいろいろと消耗品がありますから、定期的に交換する必要があります。
3~5年間乗ると、次のような部品を交換しなければなりません。
エンジンオイル(1年で交換) | 5,000~8,000円 |
バッテリー(3~5年で交換) | 10,000円程度 |
タイヤ(3~5年で交換) | 40,000~50,000円 |
ブレーキパッド(3~5年で交換) | 10,000円程度 |
この値段には工賃がふくまれています。
1年あたりにすると約2万円かかります。
エンジンオイルは自分で交換してもいいでしょう。そのぶん少し安くなります。
ブレーキパッド等になると、やっぱりプロに任せないと不安が残りますね。
特に故障しなければ、車検時にすすめられて交換することが多くなるかもしれません。
その中で、ちょっと気をつけたいのはタイヤです。
タイヤはブリジストンやダンロップなどが、値段と性能で折り合いのつくところでしょうか。
これだと4本交換工賃込みで5万円くらいからあります。
ただたまに、交換時におまかせにすると、かなりの高級タイヤを選ばれて、10万円以上請求されたりします。
交換の際にはきっちり確認しておきましょう。
駐車場が必要な場合は
最後に、自宅に駐車スペースがない人は駐車場を借りる費用がかかります。
これはあなたが住んでいる地域に左右されます。
基本的には月額10,000円を切ります。
ただ都市部はやはり高いので、関東・近畿だと12,000円以上かかることもあります。
都市部ではパジェロの家賃も高くなりますね。
どうすれば維持費を安くできるか
ではいよいよ、維持費を安くおさえる方法です。
維持費の中で大きく下げられるのは、車検と保険です。
車検を安くするには
車検をディーラー店で行うと、ていねいな分、値段も高くなります。
車検を通すことだけを考えるなら、車検専門店を使う方法があります。
一概には言えませんが車検の費用が20,000円程度安くなります。
そのぶん、必要最低限のことしかしてくれないので、そこは気をつけましょう。
車検で大事なことは、次の3つです。
- 余裕をもって車検の準備をする
- 見積もりをしっかり確認する
- いらないものははっきりいらないという
まず車検の前に時間の余裕を持つこと。
ぎりぎりまで車検を伸ばしていると、結局、駆け込みでディーラー店に持ち込むことになったりします。
相場もわからないまま、すすめられるままに整備を重ねていくと、料金はどんどん上がっていっちゃいます。
しかし、車検を通らないと車に乗れなくなるので、その料金で納得せざるを得ません。
そんなことにならないように、車検が切れる3ヶ月前には動きだしましょう。
そして見積もりを出してもらったら、まず金額を確認しましょう。
あれ、ちょっと高すぎないか、と思ったら内訳を見ます。
頼んでいない部品の交換や整備がてんこ盛りになっていませんか。
相場が分からなければ、ネットで確認できます。
ここでも、車検専門店は便利です。
ディーラーに見積もりを出してもらって、やっぱり高いからほかの店にするとは言いにくいものです。
その後の付き合いもありますからね。
そして、特にディーラーに多い傾向ですが、無駄ではないものの、そこまではしなくてもいいんじゃないかな、というサービスをすすめてくることがあります。
「万が一のために○○を交換しておくと、絶対安心です」
「今のままでも大丈夫は大丈夫なんですが、○○を交換すると走りがぐっと良くなりますよ」
「この○○は少し値段が張りますが、性能が全然違います」
こういう言葉は、裏返せば、交換しなくても問題ない。ということでもあります。
サービスが必要ないと感じたら、
「それはいらないです」
ときっぱり言い切りましょう。
2年に1度のことですから、気合が大事です。
そういうやり取りでもめてしまい、お店を代える場合などでも、時間の余裕がものをいうのです。
任意保険を安くするには
保険には代理店型と通販型があります。
通販型の方が安くなります。
代理店型は、対人サービスが充実している分、人件費を回収しなければならないので、そのぶん高くつくのです。
保険料を低く抑えたいなら、通販型を選ぶとよいでしょう。
ただ、値段を安くすることにこだわりすぎると、大事な補償をうっかりはずしてしまうこともあります。
いざ、という時のために、補償内容はきちんと確認しましょう。
まずは一回、インターネットの一括見積もりをしてみるといいですよ。
なんとなく面倒に感じちゃいますが、実際やってみると驚くほど簡単です。
数社の保険会社を比べることで、より安い保険が選べます。
\5万円以上安くなった人も/
まとめ
車の維持費はいろいろな要素がからむので、ある程度上下します。
でも基本は、ガソリン車で年32万円、ディーゼル車で年28万円が目安、です。
そして、車検の時に一気にお金が出ていく、のに注意。
それを頭に入れておけば、パジェロと1年いい関係で楽しめますよ。