生粋のクロスカントリー車として誕生し40年の時を経て、SUVとして変貌を遂げたジムニー。
マイナーチェンジの話題を機に興味を持たれた方の中には
「マイナーチェンジで大きさって変わったの?」
「ジムニーって天井高そうだから当たりそうで怖い。」
「そもそも、立体駐車場に停められるの?」
との疑問をお持ちではないでしょうか?
当記事では新型ジムニーの気になる項目を以下の順番でフォーカスして行きます。
- ボディサイズ
- 室内とラゲッジスペースの広さは?
- 立体駐車場に駐車は可能なのか?
- 運転が苦手な方にオススメな安全装備
- ライバルや旧型との大きさ比較
是非、ご購入時の参考にしていただければと思います。
目次
ジムニーの全長・全幅・全高はどのくらい?
ボディサイズは以下のようになっています。
全長(mm) | 3,395 | |
---|---|---|
全幅(mm) | 1,475 | |
全高(mm)※1 | 1,725 |
※1ルーフアンテナを折りたたんだ際の数値です。
※2 XC、XL、XG(3グレード)すべて共通サイズです。
先代モデルとの違いは、全高だけです。
厳密には最高地上高(路面とボディの間)が旧型の200㎜から205㎜に変更されています。
軽自動車のサイズは道路運送車両法で以下のように定められています。
- 全長 3,400㎜(3.40m)以下
- 全幅 1480㎜(1.48m)以下
- 全高 2000㎜(2.00m)以下
この条件を1つでも超えると普通車扱いになってしまいます。
したがって軽自動車はこの規格内に収まるように設計されています。
新型、旧型ともに、全長と全幅は規定サイズいっぱいまで使い切ることで、室内空間を広く確保できるんですね。
普通車の大きなSUVもいいですが、ジムニーなら税金も安く済みますね。
ジムニーの室内とラゲッジスペースの広さはどのくらい?
室内
室内寸法(mm)
|
長さ | 1,795 |
---|---|---|
幅 | 1,300 | |
高さ | 1,200 |
室内サイズは上記のとおりです。
引用:ジムニー公式サイト
フルフラット時は大人2人が横になれます。車中泊も快適ですね。
助手席を倒せば長い荷物も積めますね。1.8mまでなら脚立も余裕です。
ラゲッジスペース
引用:ジムニー公式サイト
引用:ジムニー公式サイト
今度は後部座席を畳んだ状態と積載例を見てみましょう。
ジムニーの後方のスペースは、無駄な物がいっさいありません。
荷物の積みやすさはピカイチです。
他の車に見られるような
「このでっぱり(タイヤハウス等)が邪魔で積みづらいな」
という事もありません。
”シンプルイズベスト”のいい例ですね。
このフラットスペースを有効活用してくださいね。
新型ジムニーは機械式駐車場や立体駐車場には入るのか?
結論から言いますと、「機械式駐車場」には入りません!
ご存知と思いますが、立体駐車場には高さ制限が設けられています。
- 車両購入後、自宅マンションの立体駐車場に入らない。
- 駐車場の前まで来たけど制限に引っかかって駐車出来ない。
などでお困りにならないように下記の4パターンを見てみましょう。
- 機械式立体駐車場
- 自走式立体駐車場
- マンション機械式立体駐車場
- マンション自走式立体駐車場
立体駐車場の高さ制限
- 機械式立体駐車場の高さ平均:1.57m
- 自走式立体駐車場の高さ平均:2m~2.5m
ジムニーは、全高約1.73mです。
機械式立体駐車場の高さ制限をオーバーしてますので入りませんね。
ショッピングモール等の自走式立体駐車場の高さ制限はクリアしていますので、駐車できます。
機械式立体駐車場には駐車できませんので、ご注意ください。
マンションの立体駐車場の高さ制限
- 機械式 1.57m前後
- 自走式 2m前後
ご自宅のマンションが機械式立体駐車場の方は、残念ながら駐車することができません。
自走式は余裕でクリアしてますので、駐車可能です。
マンションにお住まいの方でジムニーの購入を検討されている場合、駐車場のサイズご確認する事をオススメします。
運転が苦手な方にオススメ装備
ジムニーには最近流行りの「バックモニターで駐車もラクラク」な機能は標準では付いていません。(オプションであります)
ですが、安全機能はバックモニターだけではありません。
他にも走行時にドライバーをアシストしてくれる安全のための機能はあります。
そんな新型ジムニーの機能をご紹介します。
標識認識機能(XCおよびスズキ セーフティ サポート装着車)が運転苦手なあなたをサポート
引用:ジムニー公式サイト
標識認識機能って舌をかみそうですが、フロントガラス上部のカメラで、4つの標識を識別してお知らせしてくれます。
- 最高速度
- はみ出し禁止
上記2つの標識はメータ内に表示されます。
「あれ、ここ何キロ道路だっけ?」とか自分もたまに道路を走っていてあります、こうゆう機能は便利ですね。
- 車両進入禁止
- 補助標識
こちら2つは、ブザー音とメーター内に表示します。
ボーっとしていたなどのうっかりミスを防止できます。
車線逸脱警報機能(XCおよびスズキ セーフティ サポート装着車)
ロングドライブ等で疲れが出てくると、車がふらつく事がよくありますよね。
この機能は約60km/h〜約100km/hで走行している時、走行パターンを計測し車が車線からはみ出しているとブザー音とメーター内表示で教えてくれます。
ふらつき警報機能(XCおよびスズキ セーフティ サポート装着車)
こちらは蛇行運転時、ブザー音とメーター内表示で教えてくれます。
車線からはみ出たり、ふらついたりのケースはありがちなので、危険運転を防止するために、この2つの機能は有ると便利ですね。
先行車発進お知らせ機能(XCおよびスズキ セーフティ サポート装着車)
停車中、ついボーっとしていて、もしくは窓から外を見ていて気づいたら、前の車両が走り出していた。なんて状況がよくありますよね。
この機能は前の車が発信して5m以上離れても自分の車が停車し続けた場合、ブザー音とメーター内表示で前の車が発進したことを教えてくれます。
この機能があれば、後ろの車にクラクションを鳴らされる心配もありませんね。
ハイビームアシスト(XCおよびスズキ セーフティ サポート装着車※1)
自分も山道をよく走るのですが、夜間走行中、急カーブが連続してくるとライトを上げ下げするのが結構しんどくなります。
かといって、ロービームだけで視界の悪い中走り続けるのも恐怖です。
そんな時、周囲の状況に応じてライトを切り替えてくれる、このハイビームアシストがあったら便利ですね。
視界の悪い夜間走行も安心です。
ライバルや旧型(一つ前のモデル)と大きさを比較
全長 | 全幅 | 全高 | |
---|---|---|---|
ジムニー | 3,395 | 1,475 | 1,725 |
ハスラー | 3,395 | 1,475 | 1,665 |
キャスト (アクティバ) |
3,395 | 1,475 | 1,475 |
フレアクロスオーバー | 3,395 | 1,475 | 1,665 |
先代ジムニー | 3,395 | 1,475 | 1,680 |
このクラスのSUVのサイズはほぼ横並びで、全高のサイズ以外は大差がありません。
ジムニーはオフロード車でもありますので、車両の底面を打ちづらくするため車高を高めに作ってあります。
その分、全高もライバル車より高めですね。
まとめ
新型ジムニーの全高は軽ワンボックス程高くはありませんが、購入の際には注意が必要です。
駐車場の種類によっては駐車できない可能性もあります。
ジムニー以外の車を購入する際にも、車と自宅駐車場のサイズ、種類を確認する事をおすすめします。