エクリプスクロスは2019年RJCカーオブザイヤー最優秀賞を受賞した車です。
一見するとSUVっぽくない外観ですが、ルックスに騙されてはいけません。
SUVらしい「走る歓び」を十分に味わえます。
でも・・・トラブルが続いた三菱自動車だし、本当に良い車なのかなぁ?
と、疑心暗鬼になってしまう人もいるでしょう。
そこで、実際に購入した人の口コミを調べてみました!
目次
エプリクスクロスの評価は?
引用元:エクリプスクロス公式
カーオブザイヤー最優秀賞に輝いたと言っても、乗り心地まで快適かどうか分かりません。
高評価ばかりだとサクラを疑ってしまうし、反対に悪い口コミばかり目につくと不安です。
実際のところ、オーナーの評価はどうでしょうか?
総合評価★4個
価格comの総合評価では★4です。
ご存知、三菱クーペ「エクリプス」を引き継いだSUV車なので、見た目はスタイリッシュ。
そして、4.4mとコンパクトサイズで運転しやすく、乗り心地も高ポイントです。
燃費は「良い」とまでは言えませんが・・・
カタログ燃費で14~15km/Lなので、ぼちぼちと言ったところ。
ただし、アウトランダーと比べると4~5kmほど燃費がよく、SUVの中では悪くない方です。
もう少し細かく見ていきましょう。
外装の評価は?
引用元:エクリプスクロス公式
見た目はクーペ感があって、重厚感たっぷりですね。
しゅっとして、とてもイケメンな外装に一目ぼれする人も多いはず。
満足しているところ
- 欧州車のようにスタイリッシュ
- テールランプがお気に入り
- フロント・サイドはかっこいい
不満なところ
- 三菱特有の顔
- リアが2分割されているので後方確認しにくい
- アウトランダーと似ていて新鮮味がない
外観はおおむね好評価ですね。
いわゆる「三菱顔」とはいえ、個性的で「駐車場ですぐ見つけられる」という口コミも。
さらに見映えよく自分好みに変えるには、どうすればいいでしょうか?
個性が光るオプション
引用元:エクリプスクロス公式
何もしなくても十分イケメンのエプリクスクロスですが・・・
せっかくだから、オプションで差別化を図りましょう。
画像でも分かるように、オプションをつけるとさらに高級感がUPします。
おすすめは、フロントグリルカーボン+車を一周するガーニッシュの組み合わせ。
これだけで、まったく違った表情が楽しめます。
これなら「三菱顔」から、個性の光る自分だけのエクリプスクロスに変身できますね。
内装の評価は?
外装に比べると、内装はやや低評価です。
わかりやすい三菱公式のインテリアの動画を見てください。
引用元:エクリプスクロス公式
まずまずのインテリアですね。
口コミを見てみましょう。
満足しているところ
- 高級感を求めればきりが無いが、必要にして十分
- リアシートが20センチ稼働するのと、9段階のリクライニングができる
- スイッチ類がいい場所にあって、使い勝手抜群
不満なところ
- パワーウインドウが運転席以外オートじゃない
- デザイン的に目を引く所は、無い
- 収納は少なめ
価格相応という意見が多いです。
シンプルで使いやすいのが一番!何より自己流のアレンジも利きます。
さらに好評を得ているのがSDA(スマートフォン連携ディスプレイオーディオ)です。
SDAってなんだ?
引用元:エクリプスクロス公式
Gプラスパッケージにだけ標準装備されているSDA。
ナビは便利だけど、常に地図を更新するのって手間がかかりますよね。
面倒くさがって長く放置していると・・・
「えっ、この道はどこへ行くの?」「オレ、海の真ん中走ってる!?」
なんてことも。
そんなとき、このSDAがあれば「Hey!Siri!」「OK!Google!」で解決。
スマホと連動しているため、ありがたいことに最新情報がすぐに入手できます。
もちろん、地図情報だけでなくハンズフリーフォンや音楽アプリも簡単に操作可能。
Bluetoothをつなぐ手間も省けますよ。
ただ、公正に判断してもらうためにSDAの欠点も紹介しますね。
- シフトレバー横のタッチパッドコントローラーがiPhoneとiPad以外では操作できない
- CD、DVD、TVの機能が使えない
- 最短ルートだけを案内するので、他のルートを利用しにくい
- 有料道路の料金通知がない
タッチパネルコントローラーの使い勝手が良い!と、iPhoneユーザーからは高評価。
しかし残念ながら、Androidでは操作できません。
また、ナビのように複数ルート検索や有料道路の金額を案内してくれないのが不便。
CD、DVD、TVに関しては、専用ソフトをスマホにダウンロードしておく必要が・・・
通信料を気にしないツワモノは、アプリを利用するのもよいですね。
これらのデメリットが気になる人は、オプションで純正ナビをつけるのがベター。
ただし、純正ナビは216,000円と高額です。
しかも、SDA機能が失われ、タッチパネルコントローラーのみになるため注意が必要。
ナビのような高額オプションに限っては、純正品にこだわる必要はないかもしれません。
エンジンの評価は?
引用元:エクリプスクロス公式
エクリプスクロスは、全グレードで1.5L直噴ターボエンジンを搭載しています。
上の表にあるように、2.4Lエンジンにも引けをとらない高性能エンジンです。
おのずと口コミにも高評価が目立ちます。
満足しているところ
- エコモードメインだが、1,500回転以下で全てをこなす
- 山道登りも息継ぎなしの2,000回転以下で60km/hが普通
- 街中~郊外で使う分には、可もなく不可もなくちょうど良い感じ
不満なところ
- スポーツカー的なパワーはない
- 少し加速を強めようとアクセルを踏み込むと2,000〜3,000回転に吹き上がってうるさい
出だしパワフルだけど高速に難あり
エンジン性能の評価は高めです。
悪い評価としては、2,000回転を超えたあたりの中~高速走行時の物足りなさ。
ただ、エコモードを外せば大幅に改善されるようです。
アクセルを踏めばレスポンスは良いので、気持ちよく加速できますよ。
走行性能&乗り心地の評価は?
引用元:エクリプスクロス公式
さすが「パリダカ」の三菱!走行性能の評価は高いです。
しかし「硬めって聞くけど、実際の乗り心地どうなの?」と気になりますよね。
走行性能の良さは乗り心地に影響するため、快適性もまずまずの評価を得ています。
さっそく、口コミをチェック!
走行性能
満足しているところ
- この車のレスポンスの良さは、本当に素晴らしい
- ロールが少なく、カーブでの不快感がほぼありません
- ボディー剛性が非常に高く、段差でもボディーが軋むなんてこともありません
不満なところ
- よく曲がりよく走るが、中間を狙い過ぎていてやや腰高感がある
- 左右に揺すると、やはり車高なりにそこそこのロールがあります
- 街乗りの低速域でCVTの制御がもたつくことあり
乗り心地
満足しているところ
- ボディ剛性がいいのか、車内は静か
- 振動もきっちり押さえられていますし、グラツキも感じません
- 足は硬めですが、突き上げ感がないため疲れにくい
不満なところ
- 最初はSUVにしてはやや硬く感じました
- 走りに高級感とかはないので、ソファーに座った的な高級車の快適さはありません
「走る歓び」に特化
エプリクスクロスの素晴らしさ、それはなんと言っても・・・
SUPER ALL WHEEL CONTROL = 車両運動統合制御システムにあり!
コーナリングではふらつかず、スムーズなハンドリングを実現してくれる頼もしい存在。
多くのユーザーから高い評価を得ています。
ブレーキングも思い通りにでき、まさに「走る歓び」を体現しています。
当然、サスペンションにも工夫が!
フロントはマクファーソンストラット式、リヤはマルチリンク式を採用し最適化を図っています。
このように随所に散りばめられた工夫のおかげで、硬めでも乗り心地が悪くならないんですね。
燃費の評価は?
はっきり言って、燃費は良くありません。
その証拠に、口コミの中で最も低評価だったのが燃費関連。
泣く泣く妥協して「三菱車は燃費がよくない」前提で乗っている人が多いようです。
満足しているところ
- 車の大きさを考えるとこんなものかな?
- 非電動車なので、普通
- 1.5トン+4WDなのでこんなもんですかね
不満なところ
- 三菱のアキレス腱ポイント
- 燃費はよくないですね
- ガソリンスタンドに行く機会が多くなったと感じます
ガソリン車しかないため燃費悪し
1.5t/4WDのSUV車でJC08モード14.0km/L、ぼちぼちと言った感じですね。
市街地ではもう少し落ちるし、気持ちよく郊外を走っても伸びないようです。
ただし、デリカのようにディーゼル仕様ではなく、ハイブリット仕様もありません。
「近い将来出るのでは?」と噂されているPHEVモデル待ちの人も多いかもしれませんね。
価格の評価は?
2WDでMシリーズ2,539,080円が、エプリクスクロスの最安値モデル。
一方、最高値モデルは3,107,160 円する4WDのG Plus Pacageです。
まぁ、高くもなく安くもない価格帯と言えましょう。
1.5Lだから維持費(自動車税等)が安上がりな点が「いいね!」ポイントですね。
ライバル車との比較
同じようなコンパクトSUVには6車種あり、それぞれの価格と特色を比較してみました。
三菱 新型エクリプスクロス | 253~310万円 | 2018年3月1日発売 車体が一番大きい、外装・内装ともにスタイリッシュ、燃費&車体価格は相応 |
トヨタ C-HR | 252~293万円 | 2016年より製造・販売 ハイブリッド車の燃費がずば抜けてよい、装備と照らし合わせると価格が高い |
ホンダ ヴェゼル | 208~293万円 | 2013年より製造・販売 ハイブリッド車の燃費良好、外装がかっこよく内装も高級感あり |
スバル XV | 214~268万円 | 2017年5月24日発売 現在3代目 スマートな外観に機能的な内装、燃費は悪い、価格は良心的 |
マツダ CX-3 | 211~307万円 | 2015年より製造・販売 外装・内装ともに高級感があり上質、ディーゼル車のエンジンはパワフルで燃費良好 |
スズキ クロスビー | 177~215万円 | 2017年12月25日発売 個性的でかわいい外装、多収納、1.0Lエンジンだがパワフル、価格高め |
日産 ジューク | 198~280万円 | 2010年より製造・販売 個性的でスポーティな外装、燃費は良くなく、価格も妥当 |
やはり、一長一短ですね。
どれも車体がそこそこ大きいので、クロスビー以外は3ナンバー車となっています。
車体価格はあくまでも目安となるため、オプション内容によって変動します。
予算と必要装備を考慮して、どれぐらいの価格になるのか?事前にチェックしましょう。
値引きはどれくらい?
「売れているほどディーラーも強気になる」と言われますが・・・
7車種の値引額を調べてみました。
エクリプスクロス | 20万 |
CH-R | 20~70万 |
ヴェゼル | 15~65万 |
XV | 15~35万 |
CX-3 | 10~40万 |
クロスビー | 10~35万 |
ジューク | 10~55万 |
値引額は、グレードやオプションによって価格差が生じるもの。
大体20~30万円と言う口コミが多い中、エクリプスクロスは誰もが口を揃えて20万円。
残念ながら、大幅な値引きは期待できそうにないです。
まとめ
引用元:エクリプスクロス公式
三菱車ってどうなの?という疑問は解消されました。
総合的に見てエクリプスクロスの評価はまずまず。
「よくまとまっていて走りやすい車」という感じですね。
- 4WDモデルにおけるS-AWCの安定感
- ダウンサイジングターボエンジンと8速スポーツモード付きのCVTの快活さ
- 車内の静寂性の高さやインテリアの質感の高さ
インテリアの高級感そっちのけで、走行性を評価するユーザーが多いです。
「ライバル車と乗り比べてみても、気がつけば三菱車を選んでいた」という方も。
乗り比べた上で選ばれるところなんて、さすが三菱!根強いファンがいるのも納得です。
ロングドライブは叶いませんが、ぜひ実際に試乗してエクリプスクロスを体験してください。