「この車も古くなってきたな~」って、感じることありますよね?
「新型の○○カッコイイ!」と、CMや街なかでジーっと見入ったり・・・
「欲しい時=買い替え時」なら簡単ですが、なかなかそうもいきません。
なんて言われても・・・ホントに信じていいんだろうか?
そんな悩めるあなたへ、愛車を買い替えるベストタイミングを伝授!
この記事を参考にして、なるべくお得に買い替えてくださいね。
目次
車を買い替えるベストタイミングは?
愛車をいつ手放すか?
「まだ機能している」「愛着がある」なんて悠長に考えていると・・・
あっという間に半年くらい過ぎたりしていませんか?
実は「下取り」や「買取」にも最適なタイミングがあるのをご存知ですか?
愛車を乗り潰すつもりじゃなければ・・・
この「ベストタイミング」を逃さないようにしましょう!
どれくらいのサイクルで買い替える?
車の性能アップに伴って、買い替えサイクルは長期化傾向にあります。
平成29年度における買い替え時期の平均年数は8.5年!
「へー。意外とみんな長く乗ってるんだね」
そうなんです!8.5年といえば・・・4回目の車検を迎える時期。
年間1万キロ走ったとしても10万キロも行かないんだから、まだまだ走れるはず。
では一体、どんなタイミングで愛車の買い替えを意識するんでしょうか?
【車検前】車検を受けたら損?
新車は、購入後【3年目】に初めての車検を迎えます。
その後は【2年おき】に車検を受けなければなりません。
車検にかかる費用は約10~20万円(車種・走行距離によって異なる)。
したがって「車検前に手放す」 or 「車検後2年間は乗り続ける」の二択になります。
既にお目当ての車があるなら、車検前の買い替えがベストでしょう。
とはいえ「車検後の買い替え=大きな損をする」わけではありません。
なぜなら、次の車検まで期間があくほど「下取り」や「買取」の価値がアップするため。
次に買う人だって、車検を気にせず乗れる方がいいに決まってますよね!
【走行距離】10万キロが限界?
よく「車のメーターが一周したら買い替え!」なんて、耳にしませんか?
車のメーターが一周するということは、走行距離が10万キロを超えたということ。
10万キロを目安にするのは・・・
エンジンの一部である「タイミングベルト」の寿命と考えられているためです。
もちろん、車に愛着があってタイミングベルトを付け替えるユーザーもいます。
しかし、費用が高額なため、車ごと買い替える方が現実的といえます。
また、最近ではタイミングベルトに代わって「タイミングチェーン」を搭載する車も。
驚きの耐久性を誇るタイミングチェーンの寿命は・・・なんと20~30万キロ!
これなら、メーター一周なんて気にせずに乗り続けられますよ。
【自動車ローン】払い終わったら買い替え?
ディーラー・金融機関を問わず、ローンを組んだ場合の返済期間は約3~5年です。
ローンの返済が終わると、車の買い替えを意識する人も多いはず。
しかし、ローンの多くは翌月や翌々月から支払いが始まるため・・・
ローン完済を待ってから買い替えると【車検後】になってしまいます。
したがって、買い替え希望の場合は車検前に【繰り上げ返済】するのがベター。
※ローン返済中=車が担保のため、勝手に売ることはできません。
ローン会社と話し合いの上、売却時に受け取るお金で完済するようにしましょう。
【故障が多くなってきた】修理費がかさむ
新車の場合は【一般保証3年】、延長保証がついていれば【5年保証】。
または【走行距離5万キロまで】が一般的です。
そこまでは、消耗品以外の故障・不具合を無料 or 少額で修理してもらえます。
しかし、5年を機にタイミングよく車が故障するわけではありません。
一般的に、車の不具合が発生するのは7年目以降といわれています。
さらに、7年目を境に費用のかさむ故障が増えます。
エンジン関連やハイブリッド車の電池など、数万円なら修理した方がお得ですが・・・
エンジン系は、数十万円の修理代がかかるケースも!
経年劣化は避けられないので、高額な修理費が必要なら買い替えた方がベターです。
【子どもの成長】広いが方いいよね
夫婦だけ、あるいはまだ子どもが幼い場合は、軽自動車やコンパクトカーで事足ります。
しかし、やがて増える家族や、大きく成長する子どものことを考えてみましょう。
行事や買い物など、日々の暮らしの中で人数や荷物は増える一方です。
そんなとき、ミニバンクラスの車があれば!と痛感するはず。
買い替え時期には、将来設計に合った車を選びましょう。
【税率が変わるとき】車は高い買い物!
車のように高額なモノは、税率(消費税・自動車税)変動の影響をモロに受けます。
2019年10月に消費税10%時代を迎え、車の値段も上がりました。
買い替えを検討しているなら、税金が上がる前に買い替えるのが賢明です。
しかし「急いで買わなきゃ!」なんて焦りは禁物。
なぜなら、今回のように【消費税アップ】に伴って【自動車税廃止】なんてケースも!
また、売り手もバカではありません。
黙っていても「駆け込み需要」で売れる時期に企業努力はしませんが・・・
その後も利益をキープするために、値引きしてくれるかもしれません。
欲しいと思う車を総合的な視点でチェックすることが肝心ですね。
そして、最後にもうひとつ。
車は、購入後13年を過ぎると税金が上がります。
思い入れのある車やクラシックカーを除き、買い替えをおすすめします。
コスパ重視!車の買い替え時期はいつがお得?
続いて、車買い替え時期を【コスパ】に焦点を当てて考えてみましょう。
よく見ると「ベストタイミング」と重なるポイントもありますよ。
メーカー保証が残っている間
一般的に、新車を購入すると【3年無料保証】がつきます。
保証内容はディーラーによって異なりますが・・・
多くの場合は、故障・不具合を無料で修理してくれるためお得です。
保証付きであれば、次に購入する人の購買欲も高まります。
当然、購入後3年未満=車自体が新しい=ニーズ増、となりますよね。
条件次第では、新車の半額以上で買い取ってもらえるケースも!
しかし、3年を過ぎると【車検】があるため、買い取り額は下がる一方。
※延長保証を契約している場合は、保証期間が長い方が高額で買い取ってもらえます。
保証が切れるギリギリより、少しでも早く愛車を手放す方がコスパ良好です。
モデルチェンジ前
車のフルモデルチェンジは、早くて2年、遅くても6年くらいが目安です。
頻繁に行われるマイナーチェンジに比べ、フルモデルチェンジは見た目が変わります。
つまり、フルモデルチェンジを機に「型落ち」を意識することになります。
古臭い車を好む人は少ないので、自ずと買い取り額はダウン。
したがって、コスパを優先するなら【モデルチェンジ前】の買い替えがおすすめ。
「でも・・・肝心のモデルチェンジがいつなのか分からない!」
5年を目安にしながら、常にアンテナを張っておきましょう。
人気車種で入手困難なとき
残念ながら、新車の価値は納車直後から下がりはじめます。
一般的に、1年経過するだけで買取価格は半額近くまで落ちてしまいます。
しかし、人気車種の場合は別!
品薄状態が続き、ともすれば納車まで半年以上待つほど人気が高ければ・・・
条件次第で、購入金額よりも高く買い取ってもらえるかも!
最低でも、普通の買い取りよりは上積みがあります。
でも・・・そんなに人気のある車なら、誰も手放したくないかもしれませんね。
決算期
決算期(3月・9月)は、買取業者だって売り上げを増やすべく必死です。
したがって、決算期は他の時期よりも高く買い取ってもらえる可能性アップ!
特に、人気車種ほど高額買取が期待できますよ。
ディーラーの下取りと見比べて、ぜひ売りぬきたいところです。
まとめ
考えれば考えるほど、車の買い替え時期って難しいですよね。
経済の仕組みからして、売るときに高額=買うときにも高額だと想像できます。
一概にベストタイミングは決められませんが、動きやすいのは決算期でしょう。
車検時期に大きく左右されるとはいえ・・・
故障しにくい日本車であれば、乗り潰す=コスパ最強ともいえましょう。
ディーラーや買取店、家族と相談しながら、最適なタイミングを探ってみましょう!